去年9月に実行された「マージ」など大型アップデートを次々と完了しているイーサリアムが、今年3月には次の大型アプデ「シャンハイ」を行う予定になっている。このアプデの前後で、イーサリアムの売り圧力が高まり価格が下がるのではないかと懸念する人々もいる。
イーサリアムは頻繁に大型アップデートを行い、進化を続けている。去年9月に行われた「マージ(Merge)」アップデートでは、それまで混在していたPoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のブロックチェーンが統合され、PoSに一本化された。
これでイーサリアムはマイニングをする仮想通貨ではなくなり、ステーキングだけになった。ただし一部残ったPoWのブロックチェーンは、イーサリアムPoW(ETHW)という新通貨としてまだ残っている。
前回のアプデが終わってからまだ1年も経っていないのだが、今年3月には早くも次の大型アプデ「シャンハイ」が予定されている。イーサリアムは2021年夏に大型アプデ「ロンドン」を実施したように、大型アプデに都市の名前がついていることが多い。
そして3月に予定されている「シャンハイ」では、EIP4895が実施される。EIPとは「イーサリアム改善提案」を意味する言葉で、「ロンドン」ではEIP1559が実施されてそれ以降は取引ごとに一定量のイーサリアムがバーン(焼却)されるようになった。
今回実施される予定のEIP4895では、これまで引き出し不能だったステーキング報酬のイーサリアムが引き出せるようになる。「マージ」実施後にステーキング報酬として獲得したイーサリアムや「マージ」前の一部は、口座から引き出しができない決まりになっていた。このような措置は株式市場でもロックアップという形で実施されている。
引き出せなければ市場で自由に売買もできないことになる。しかし「シャンハイ」が終わって引き出せるようになると、これまでステーキング報酬として溜められていたイーサリアムが一斉に引き出されて市場で売買される。
これが大きな売り圧力になりうるため、「シャンハイ」前後でイーサリアムの価格は下がるのではないかという懸念も市場の一部に流れている。
だがこのような懸念は「シャンハイ」を実行してみるまで、現実になるかわからないのが仮想通貨市場だ。仮想通貨市場は他の金融市場と違って予想外の動きをすることがかなり多く、「シャンハイ」によるイーサリアム価格の下落懸念も杞憂で終わる可能性はある。
すでに来月に迫った「シャンハイ」もあり、イーサリアムは相変わらず仮想通貨市場で注目されている。
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