先週18日に米で初となるリップルとドージコインのETFが上場された。米のSECが今年からアトキンス新委員長に代わり仮想通貨ETF承認作業がしばらく停滞していたが、この2本の承認はすでにそれが再開され今後は加速していくサインでもある。
アメリカでは昨年1月に同国初の仮想通貨ETFとなるビットコインETFが上場された。その後夏にはイーサリアムETFも上場され、ついに仮想通貨ETFの時代が始まった。
ところがその後、しばらく仮想通貨ETFの承認を停滞させる出来事があった。仮想通貨ETFの審査を行うSEC(証券取引委員会)は、昨年まで仮想通貨業界に対して厳しい姿勢のゲンスラー委員長であった。
しかし昨年11月の大統領選でトランプ大統領が勝利した。トランプ大統領は仮想通貨に好意的な政策を掲げており就任したらゲンスラー委員長を解任すると述べていたため、大統領選後ゲンスラー氏は自ら退任を発表した。
今年1月にはゲンスラー氏が正式に退任したものの、その後しばらくは委員長代理がいたのみで正式な新委員長は不在のままだった。そして春にはようやくアトキンス現委員長が就任したが、就任後は新しい仮想通貨ETFの承認基準策定のために承認作業は停止していた。
そのような経緯があった末に、最近になってついにリップルとドージコインのETFが承認された。これら2本のETFを生成したのは、REX Shares(レックス・シェアーズ)という企業。
この企業とOsprey Funds(オスプレイ・ファンズ)という別企業の2社で生成・運用しているため、各ファンドやETFには「REX Osprey(レックス・オスプレイ)」とのブランド名がついている。なおREX OspreyのETF等の中には、日本の証券会社で米国ETFとして取引できる銘柄もある。
そして今回承認されたリップルETFは「REX-Osprey XRP ETF」(銘柄コード:XRPR)で、同じくドージコインETFは「REX-Osprey DOGE ETF」(銘柄コード:DOJE)となっている。
XRPRの上場初値は25.82ドルで、その後18~19日には24ドル台から25ドル台で推移した。DOJEの上場初値は26.51ドルで、18~19日には24ドル台から26ドル台で推移した。
そしてXRPRの初日の取引額は3,770万ドル(約55億4000万円)であり、これは今年アメリカで上場された約700本のETFで最大となった。またDOJEの初日の取引額も1,700万ドル(約25億円)で、同ランキングの上位であった。
ビットコインとイーサリアムのETFが承認されてから1年ほど新規仮想通貨ETFの承認がなかったアメリカだが、ここにきてSECの新基準が確立されようやく仮想通貨ETFが再度承認されるようになった。アトキンス体制で基準が確立されたなら、これからはどんどん新しい仮想通貨ETFが出てくる期待もできる。
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