今月頭頃から開催されていた産油国による今後の増産に関する協議は、特にサウジアラビアとUAEの対立のためになかなか合意ができなかった。しかし今週末18日になって、ようやく8月以降は日量40万バレルの増産を続けていくことで合意した。
<h2>ベースラインの対立も解消</h2>
今月頭から行われていた産油国による今後の増産計画の協議は、18日になってようやく合意に至ったようだ。もともとは7月1日に行われるはずだったが、事前協議がまとまらなかったことでこの日は本協議は行われなかった。
翌2日は会合が開催されたものの、意見はまとまらずに終了。次に5日に行われた協議では、8月から毎月段階的に増産をしていくことで合意した。しかし現在は来年4月までと決められている協調減産の延長の話になると、サウジアラビアとUAEとの対立が表面化した。
UAEの言い分では、減産量を計算する基準となっているベースラインが不当に低いとのことだった。この点に関してサウジアラビアと対立し、結局減産延長では合意できずに終了。また減産延長で合意できなかったことで、8月以降の増産も最終決定とはされずに持ち越しになった。
しかしその後も産油国は協議を続け、18日になってようやく全ての点で合意に達した。増産は8月から12月にかけて毎月日量40万バレルずつ増産をすることで合意。そして争点になっていたベースラインについては、来年5月に見直すことで合意。それによって減産期間も、来年4月末から来年末まで延長することで合意できた。
これで今月の原油相場を乱高下された産油国による協議は終了。今月序盤の原油価格は序盤に協議決裂の懸念を受けて上昇し、6日には一旦2018年の高値を超える77ドルをつけた。しかしその後は決裂によって一部の産油国が独断で増産をするという見通しが高まり、8日には70ドル近くまで下落した。
今回の合意を受けて週明け19日の原油相場はどうなるだろうか?増産で合意できたので、週明けは下がるとも予想できる。その一方で決裂の懸念が高まったことで一部の産油国が独断で増産をするとの見通しから原油が下がったため、合意によってその懸念がなくなると逆に上がることも考えられる。
週明けの原油相場はともかく、今回の合意事項によって現在行われている協調減産が来年には終了する可能性が高くなった。協調減産が終了すれば、市場に出回る原油量が増えて原油価格はかなり下がるかもしれない。
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