先週から今週にかけ12ヶ国・地域が政策金利を発表する年末の金利発表ラッシュがあり、まだ日本とメキシコが残っているがすでに10ヶ国・地域が発表を終えた。全体的に見て波乱はあまりなく、ほぼ予想通りの発表だった。
先週から今週の2週間は12ヶ国・地域が政策金利を発表する年末恒例の政策金利発表ラッシュだった。19日金曜未明にはメキシコ、正午頃には日本の発表が残っているものの、すでに10ヶ国・地域が発表を終えた。
全体的に見るとほぼ予想通りの発表で、大きな波乱はなかった。発表された順に内容を確認すると、先週の9日火曜はオーストラリアが発表し3.6%のまま据え置き(予想は据え置き)、10日水曜にはカナダが発表し2.25%のまま据え置き(予想は据え置き)、11日木曜未明にはアメリカが発表し0.25%の利下げで3.5~3.75%に(予想は0.25%利下げ)、直後にブラジルが発表し15%のまま据え置き(予想は据え置き)、同じ日の夕方にはスイスが発表し0%のまま据え置き(予想は据え置き)、そして同じ日にはトルコが1.5%の利下げを発表して金利を38%とした(予想は1%利下げ)。
今週は18日木曜だけで4ヶ国・地域の発表があり、夕方にはスウェーデンが発表し1.75%のまま据え置き(予想は据え置き)、ノルウェーは4%のまま据え置き(予想は据え置き)、イギリスは0.25%の利下げで金利を3.75%に(予想0.25%の利下げ)、そしてユーロ圏は予想通り金利を2.15%に据え置いた。
ほぼ全ての国・地域が予想通りの発表を行い、そして全ての国・地域が利下げまたは据え置きの発表だった。2021年頃から世界的なインフレになったことで、2022~23年にかけて世界各国は過去数十年で最速とも言えるハイペースで利上げを行ってきた。
しかし2023~24年になるとインフレが落ち着いたため、2024年以降はほとんどの国が利下げサイクルに入っている。ブラジルだけは2024年9月から25年6月までの間再度利上げサイクルを続けたものの、ブラジルもすでに利上げは休止して据え置きを続けている。
すでに世界的にインフレは落ち着いているため、各国が近い将来利上げに転じる可能性は低く、今後もしばらく利下げサイクルが続くと思われる。
とはいえ世界の主要国の中で唯一、利上げをしなくてはいけないのが日本だ。日銀は19日金曜の政策金利発表で金利を0.25%引き上げて0.75%とすることが確実視されており、来年も何度か利上げをすると予想されている。
このように日本だけ世界各国と違う金融政策をしなくてはいけないのは、各国が金利を引き上げてきた2022~23年にほとんど利上げをしなかったこと。そのために円安が過剰に進んでしまったことが理由として挙げられる。
日銀がどこまで利上げをすれば円安や国内の物価高が止められるのか予想することは難しいが、来年は日本だけが利上げサイクルで他国は利下げか据え置きを続けていく可能性が高い。
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