アルゼンチンのミレイ大統領が、自身のSNS上で新しく発行されたミームコインを推奨するような文章を投稿。それが元でミームコインのレートは一瞬だけ暴騰し、すぐに暴落する乱高下となった。これが大統領による仮想通貨詐欺ではないかとして、損失を被った投資家だけではなく野党や検察が大統領を糾弾する事態になっている。
アルゼンチンのミレイ大統領はアメリカのトランプ大統領に近い思想を持つため「極右」と言われているが、アルゼンチンを改革して経済を建て直す政策を掲げて、2023年11月の大統領選で勝利した。
しかしここに来てミレイ大統領にとって大きなマイナスとなる事件があった。最近になって立ち上げられたリブラ(LIBRA)というミームコインをミレイ大統領が自身のX(Twitter)で推奨するような文章を投稿したことが、大問題になっているのだ。
ミームコインとは仮想通貨の一種で、ネット上などにある特定のキャラクターをテーマにしたもの。トランプ大統領が最近立ち上げた自身の仮想通貨(TRUMP)もミームコインと言われる。
リブラを立ち上げたのはヘイデン・デービス(Hayden Davis)氏という人物がCEOを務める、ケルシエ(Kelsier)という企業。
ミレイ大統領は先週14日に自身の公式X上でリブラについて「小企業とスタートアップに資金を提供することで経済成長を促す。世界がアルゼンチンに投資したがるだろう」と明らかに推奨するような文章を投稿した。
一国の大統領であるミレイ氏がこのような文章を投稿したことで、投稿直後にリブラの価格は5ドル(約755円)付近まで高騰した。ところがその上昇は一瞬で終わり、直後に0.2ドル(約30円)まで暴落してピーク時から95%以上の価値を失ってしまった。
またミレイ大統領自身も投稿してからわずか数時間で内容を削除した。そしてリブラが暴騰から暴落に転じたことで、価格が上昇した時に購入した投資家の多くが大損をしてしまった。
仮想通貨で流通直後の価格上昇時に開発者等初期ホルダーが売り抜ける行為は、「ラグプル」と呼ばれている。今回はミレイ大統領自身はリブラを保有していて売ったわけではないが、14日の価格上昇時に初期ホルダーが売り抜けた事実が観測されており、ミレイ大統領の行動は詐欺に加担したものではないかと批判が高まっている。
そして損失を受けた投資家はミレイ大統領を激しく非難し、検察はミレイ大統領の詐欺容疑での捜査を開始。また野党もこの疑惑を厳しく追及し始めている。
アメリカではトランプ大統領とメラニア夫人が、大統領就任日の1月20日の直前になってそれぞれの公式ミームコインを立ち上げた。この行動も自身の名声を利用したミームコインの価格吊り上げと批判されており、これらのような著名人がその影響力を利用して仮想通貨を立ち上げたり推奨する行為は今後規制の方向に向かうかもしれない。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。