就任を目前に控えている米のトランプ次期大統領の関連会社が、トランプ氏の名を冠した公式ミームコインを日本時間の18日朝頃に発行した。このコインは発行からわずか36時間後の19日夜には時価総額が日本円で2兆円ほどになり、時価総額ランキングで13位にまで登りつめた。
来週の20日月曜、アメリカ東部の時間なので日本時間では20日夜から21日未明になるが、いよいよトランプ大統領の就任式が行われる。
そして就任式に先立つ日本時間18日朝頃にトランプ氏が運営する事業グループが、トランプ氏の「公式」ミームコイン・オフィシャルトランプ(TRUMP)の発行を開始と発表した。TRUMPを発行しているのは、トランプ氏の企業グループであるトランプ・オーガニゼーション関連のCIC Digital LLCという企業。
ミームコインとは、ネット上のミームをテーマとしたトークンのこと。ミームとはネット上に存在している様々なキャラクターを指すが、今回のテーマになったトランプ氏はネット上のキャラクターではない。広義のミームコインとはミームをテーマにしたものだけではなく、ジョーク交じりのトークン全般を指すことが多い。
これまでミームコインで最も成功したと言われるのは、柴犬をテーマにしたドージコイン(DOGE)。ドージコインはテスラのイーロン・マスク氏が何度も「推し」発言を行ってきたために価格が高騰した。
TRUMPは発行直後から暴騰し、約36時間後の19日夜には一時70ドル、日本円で1万円を超えた。時価総額はその時点で140億ドル(約2兆2000億円)に達し、仮想通貨の時価総額ランキングでも13位につけた。
つまりその時点で時価総額が約100億ドル(約1兆5600億円)のポルカドット(DOT)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)といった主要仮想通貨を抜いてしまったことになる。これは驚異的なことだ。
発行枚数は約10億枚だが、その80%にあたる約8億枚をCIC Digital LLCとこのプロジェクトのために設立された企業・Fight Fight Fight LLCが保有しているので、これらの企業はあっという間に約112億ドル(約1兆7400億円)もの資産を保有したことになる。
TRUMP発行直後にいくらの価格をつけたのかは明確ではないが、直後は数セント(約10円)だったという話もある。それが本当なら数セント時点で買った投資家は約36時間で資産が1,000倍にも膨らんだ夢のような結果になったことだろう。
そしてTRUMPはソラナ(SOL)のブロックチェーン上で発行されたことが、ソラナにとっても買い材料になった。18日朝時点で3万4000円台だったソラナは、発行後に暴騰して19日夜には一時36時間前から35%も高い4万6000円をつけた。
しかしトランプ氏が自身の大統領就任前にこのようなミームコインを発行したことに対し、「大統領の職務を自分の金儲けに利用した」との批判もある。だがたとえ批判があったとしても、トランプ氏の知名度によってこれだけレートが上がるなら「出したもの勝ち」であることは間違いない。
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