今月になってから下落が続き仮想通貨市場は、21日も海外DEXで発生したビットコイン暴落をきっかけとして夕方以降総崩れとなり、ビットコインは4月以来7ヶ月ぶりの安値となる1,200万円台をつけた。
トランプ大統領の政策などを背景として、仮想通貨市場は今年に入ってから急上昇が続き10月上旬にはビットコイン(BTC)が1,900万円に接近して史上最高値をつけた。ところがその後地合が変わり、11月21日までの約1ヶ月半は暴落相場となっている。
地合転換の1つの大きなきっかけとなったのは、トランプ大統領が10月10日に中国に対して発表した100%の追加関税。この発表によって仮想通貨市場が急落し、過去最大となる200億ドル(現在のレートで約3兆1400億円)もの先物ポジションの強制決済が発生した。
この件だけでその後1ヶ月半も下落が続いたとは考えにくいが、これが最初のきっかけになっていた可能性は高い。
そして21日になると仮想通貨市場はまたも大幅下落となった。今回のきっかけになったと見られるのが、日本時間の夕方頃に海外DEX(分散型取引所)のHyperliquid(ハイパーリキッド)で、ビットコインが50万円ほど急落したこと。なお他の多数の取引所におけるビットコインの下落幅は、Hyperliquidに比べると小さかった。
この急落以降はビットコインをはじめ仮想通貨市場全般が下落し、ビットコインは午後9時過ぎに4月以来7ヶ月ぶりに1,300万円を割って1,260万円台をつけた。この時点で10月上旬につけた高値からすでに33%以上も下落したことになる。
イーサリアム(ETH)も21日には大幅下落となり夜には一時41万円台をつけ、8月につけた史上最高値72万5000円から40%以上の価値を失った。
かつてはバイナンスコインと呼ばれていたビルドアンドビルド(BNB)も同様に21日朝方から夜までに10%ほど下落して12万4000円をつけた。ビルドアンドビルドは10月に史上最高値の20万9000円まで上昇していたので、わずか1ヶ月半で40%も大暴落した。
主要通貨の大半がすでに今年の高値から30~40%も下げており、これはもはや単なる調整の動きとは言えない。場合によっては2024~25年の仮想通貨上昇相場はもうこれで終わりになるかもしれない。
しかし仮想通貨市場はこのような急激な上昇トレンドとその反動としての急落をこれまで何度か経験してきた。最初の仮想通貨上昇相場は2017年後半から18年初頭で、この時は2018年前半に急落した。
次の上昇は2021年で、この時も2017年を超えるほど上昇した末に翌2022年のテラ・ショックやFTX破綻によって地合が悪化して大きく下落した。
つまり2024~25年の上昇相場は3度目になる。ここで上昇相場が終わり下げに転じたとしても、これまでの例なら数年後には復活してまた上昇相場になる。すでに最高値から30~40%も下げてしまった主要仮想通貨は、また最高値を更新できる日が来るだろうか?
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