今週は米1月ADP雇用統計と1月雇用統計が発表された。また英やユーロ圏の政策金利も発表されるなど、重要な発表が多い週だった。しかし米企業の好決算などにも支えられて株式市場は堅調で、1月の下落相場は一旦止まったかに見える。
今週は重要な発表が多い週だった。31日月曜にはユーロ圏の第4四半期GDPが発表され、予想の前年同期比4.7%増に対し発表は4.6%増と予想より低かったが、前期よりは0.7ポイント高かった。
1日火曜にはカナダが11月GDPを発表し、予想より0.2ポイント高い前年同月比3.8%増だった。2日水曜にはユーロ圏の1月消費者物価指数が発表され、予想の前年同月比+4.4%に対し発表は+5.1%でユーロ圏の統計開始以来の最高値を今月も更新した。
同じ日にはアメリカの1月ADP雇用統計が発表され、予想が前月比20万7000人増、結果は30万1000人減と予想に反しての減少だった。そして4日金曜には米1月雇用統計が発表され、予想の15万人に対し発表は46万7000人と予想の3倍以上の好調な数字だった。
また政策金利については1日にオーストラリアが発表し予想通り0.1%の据え置きとされた。3日木曜にはイギリスが予想通り0.25%の利上げを発表して政策金利は0.5%になり、同時に量的緩和の縮小も発表された。同じ日にはユーロ圏が政策金利の据え置きを発表したが、その後のラガルド総裁の会見でインフレに対して強い懸念が表明されていたため、今年中に利上げが行われる可能性が高まった。
欧米の利上げ観測は相変わらず高まっているものの、先週までの大幅下げの反動から今週の株式市場は全体的に見ると堅調だった。先週金曜を564ドル高と約2ヶ月ぶりの上昇幅で終えたNYダウは、今週になっても31~2日の3日連続で3桁の上昇。3日は前日に発表されたFacebook運営会社の決算が低調だったために同社の株が26%も暴落し、ダウも518ドル安。最終日の4日はあまり動かず終わり、週足では364ドル高だった。
日本の株式市場も同様で、先週金曜は日経225平均が547円高だったがその流れを受け今週も堅調。31日は284円高、2日は455円高と大幅高の日が2回あり、週足では723円高だった。
そして先物市場では原油がさらに上昇した。今週前半は87ドル台を中心に推移していたNY原油だが、2日の産油国の会合で追加増産が決まらなかったことなどを材料に週後半に高騰。3日夜から4日かけて急上昇し、90ドルを越えて今週終了間際に一時93ドルをつけた。
来週は10日木曜にアメリカの1月消費者物価指数が発表される。ベース指数は前年同月比+7.3%、食料品などを除いたコア指数は同+5.9%が予想されており、予想通りならどちらも1982年以来約40年ぶりの高インフレとなる。予想通りだったとしても、米のインフレ懸念と早期利上げ観測はさらに高まるだろう。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。