日本は金利を上げられないために円安が長期化しており、高市政権が成立してからまた一段と円が売られた。それに対してスイスはゼロ金利であるにも関わらずフランの上昇が続いている。
2022年頃から日本円は米ドルやユーロなど他の通貨に対して大きく下がっている。その最大の要因となったのは、2021年頃から他国はインフレ抑制のためにハイペースで利上げを続けてきたのに対し、日銀はなかなか金利が上げられない点と言われる。
米ドル/円のレートは2010年代後半から2021年までは長期的に1ドル=110円付近で安定して推移していた。しかし2022年から円安に動き、最近では140円以上の円高になることはほとんどない。また10月初頭に高市総理が自民党総裁になってからは一段と円安になっている。
それに対してスイスフランは、スイスがゼロ金利を続けているにも関わらず下落していないどころか逆に上昇している。スイスの金利は2024年開始時点では1.75%だったがその後利下げを続け、現在では日本(0.5%)より低い0%となっている。
スイスフラン/円は2001年頃には1フラン=60円だったが、2009~12年の4年間は80~90円、2017~20年の4年間は110~120円とだんだんと切り上がってきた。そして2022年からは急激な円安・フラン高に動き現在では今年10月には190円を超えた。
低金利のために下がり続けていると言われる日本円に対し、フランはゼロ金利でも強い。この2つの通貨はなぜこれだけ異なる動きになっているのか?もちろん為替レートの動きを100%正確に説明することはできないが、理由の1つとして両国の財政事情の違いがあると言われる。
日本は1990年代以降の30年間で財政赤字が膨らんでおり、累積債務はすでにGDPの200%を超えている。政府は国の財政を賄うために今後も大量の国債を発行し、その大半は日銀が買い取ると予想されている。この状況では将来的に円の希釈化が進むと予想されるので、円は売られやすくなっている。
それに対してスイスは財政的に健全で、特に2005年頃からの20年間はプライマリーバランス(基礎的財政収支)が黒字の年が非常に多い。累積債務額でも年間GDPの50%未満に抑えられている。スイスは財政懸念が非常に低いことで、フランへの買いが増えていると見られる。
フランは米ドルやユーロに対しても上昇しているが、高すぎると国内の輸出産業に影響が大きくなる。スイス中銀が最近公表したデータでは、今年の4~6月期に約3年ぶりに為替介入まで行っていた。ここで言う介入は日本が2022年と24年に行ったものとは逆で、フラン高を止めるためにフランを売って外貨を買う介入であった。
スイスはフランの上昇を抑えるために、2011年9月に対ユーロで1ユーロ=1.2フランの上限を設定して、それを超えたら無制限にフランを売って介入する政策を実施した。この政策は一定の効果がありしばらく1.2ラインを超えなかったものの、2015年1月に突然この上限ラインを撤廃。撤廃直後にはフランが数千pip分も暴騰するなど為替市場が混乱した。
現在のレートは1ユーロ=0.93フランであり、2010年代に設定した上限より遥かにフラン高にある。残念なことに現在の日本円は、ゼロ金利でも下がらないフランのようにはなれない。
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