27日になって中国で発表されたAIが最新の半導体不要で使えるものだったことで、エヌビディアなど米半導体企業に対する懸念が浮上。27日はエヌビディアが時間外取引で10%以上下がるとともに、米株先物安、仮想通貨安、円高が進行するなどリスク回避の動きが拡大した。
先週のトランプ政権発足で今後の上昇が期待された株式市場だが、今週明け27日になって思わぬ横やりが入った。中国のスタートアップ企業DeepSeek(ディープシーク)が発表した新たなAI(人工知能)は最新の半導体を使わなくても動作できるものだった。
2022年末に発表されたAI「ChatGPT」が世界で爆発的に普及したことで、2023年からは世界的なAIブームになった。そしてAIに不可欠な半導体を製造するエヌビディア(銘柄コード:NVDA)は業績・株価ともに急上昇して、「マグニフィセント7」の1社となった。
しかし今回発表されたDeepSeekのように最新の半導体がなくても動作するAIが世界で普及すれば、エヌビディアをはじめAI向け半導体を開発・製造する企業の需要は大きく減退する。
DeepSeekの発表を受けて27日日中にはエヌビディア株が時間外市場で10%以上下落し、その他の金融市場でもリスク回避の流れが拡大した。
為替市場では米ドル/円は午前中にやや円安に動き1ドル=156円を超えたものの、午後3時頃から急激な円安・米ドル高に動き夜には約5週間ぶりとなる153円台をつけた。日銀は先週利上げを発表したがそれでも154円台までしか円高にならなかったが、27日の動きで先週の円高値を更新した。
エヌビディア懸念は株式市場にも走った。まだ27日のNY株式市場開始前だったものの、NASDAQ100指数の先物は先週の終値から3%以上下落。東京株式市場でも日経225平均は朝の寄り直後は上昇して40,200円をつけたものの、その後は前場から後場にかけて下げが続き終値は寄り後の高値から約700円安い39,565円だった。また夕方以降の先物も夜までの数時間で約600円下げている。
リスク回避の動きは仮想通貨市場にも拡大した。ビットコイン(BTC)は27日朝方には1,640万円だったが、その後急落して夕方過ぎには朝方の高値より100万円以上安い1,510万円台をつけた。
ソラナ(SOL)の下げは他の仮想通貨より大きく、朝方に4万円だったレートは夕方過ぎまでに15%近く暴落して一時は3万4000円に接近した。
27日のリスク回避の動きが全てDeepSeek発表によるエヌビディアへの業績懸念から起こったとは言い難いが、大きな原因の1つであった可能性は高い。
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