米では今年1月にビットコインETFが承認され、そしてイーサリアムETFも近い将来承認・上場がほぼ確実になっている。そして米金融業界は次の仮想通貨ETFとして、ソラナETFを先月末に申請した。
去年末から今年1~3月にかけて仮想通貨市場が高騰したが、その大きな要因の1つとなったのがアメリカにおけるビットコインETFの承認だった。ビットコインETFは昨年夏に複数申請され、昨年末になると承認の見通しが高まり仮想通貨市場上昇の一因となった。
さらに1月に承認された後も資金流入が順調なペースで続いたことが買い材料となり、1~3月もビットコインはじめ仮想通貨市場は好調に推移した。
その後金融各社はイーサリアムETFを申請。この申請は5月下旬に重要な承認を得られたため、間もなく最終的な承認が得られて上場すると予想されている。
そしてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に続き、先月末には2社がソラナ(SOL)のETFの上場を申請した。ソラナは分散型アプリ(DApps)の開発などを目的としたブロックチェーンのプラットフォームで、仮想通貨ソラナはそこで主に使われるものになる。
ビットコインとイーサリアムに続いてソラナのETFの申請は、順番としては理にかなっている。というのもソラナは7月1日頃の仮想通貨時価総額ランキングで5位につけているからだ。
1位のビットコインと2位のイーサリアムのETFすでに申請された。そして3位はステーブルコインのテザー(USDT)であり、これはレートが米ドルに固定されているためETFとして買ってキャピタルゲインを狙えない。
4位はビルドアンドビルド(BNB)。これはかつてバイナンスコインと呼ばれていた通貨で、仮想通貨取引所バイナンス(Binance)固有のトークンになる。そしてこのような性質を持つだけに、ビルドアンドビルドのETFが上場されると一企業であるバイナンスだけを大きく利することになりETFの申請は難しい。
したがってETFとして申請できる仮想通貨としては、ビットコインとイーサリアムの次にくるのがソラナだ。
しかしソラナのETF申請には、ビットコインやイーサリアムにはないネックがある。申請先の機関となったのは、これまでと同じアメリカの証券当局であるSEC(証券取引委員会)。
そのSECはここ2~3年ほど、多くの仮想通貨を「有価証券である」と主張して、その販売などに有価証券としての手続きを行うよう仮想通貨業界に求めている。仮想通貨の中でもビットコインについては、SECはもともと「有価証券である」との主張はしていない。イーサリアムはそのような主張をしていたが、調査の末に最近になって主張を断念した模様だ。
だがソラナについては今でも「有価証券である」と主張していため、まずそちらの問題が片付かないとソラナのETFを認めない可能性もある。とはいえ申請はまだ先月に行われたばかりで、承認されるとしてもまだ半年は先のことになる。承認されるかどうかは、その時になってみないとわからない。
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