PTS(私設取引システム)の1つであるODXが、25日からセキュリティトークン2銘柄の取引を開始した。初日はまだ出来高が少なかったものの、今後次々に新しい銘柄を上場させると発表されているので将来の発展に期待ができる。
公共の証券取引所である東証などの他に、日本にはPTS(私設取引システム)が3ヶ所ある。その3つとはジャパンネクストPTS、チャイエックスPTS、そしてODX(大阪デジタルエクスチェンジ)。
2022年6月から取引を開始したODXでは、ST(セキュリティトークン)の上場が計画されてきた。STとは「有価証券の性質を持つトークン」という意味で、企業が株式を発行する代わりにSTを発行して資金を集めるSTO(セキュリティトークン・オファリング)も海外では広く行われている。
そしてODXは11月に、ST市場「START」の最初の上場となる2銘柄を発表した。その1つ目は「ケネディクス・リアルティ・トークン ドーミーイン神戸元町(デジタル名義書換方式)」というST。これは神戸元町と名前にあるように、資金を集めて神戸元町にある不動産に投資をすることが目的。
もう1つは「いちご・レジデンス・トークン-芝公園・東新宿・都立大学・門前仲町・高井戸・新小岩-(デジタル名義書換方式)」で、名前に入っている東京の6ヶ所の不動産に投資をするためのST。なおこれら2銘柄についてもう少し詳しい情報はこちらの記事にある。
これら2銘柄が25日にODXで取引開始となった。しかし今のところは東証のようにリアルタイムで継続的に売買が行われるのではなく、午前11時半と午後3時の1日2回だけ売買が行われる。
そして初日の取引を見ると、セッション1となった午前11時半の売買時は「ケネディクス」は売買ゼロ。「いちご」の方は2枚の売買が行われた。取引価格は10万550円だった。
次に午後3時に行われたセッション2では、「ケネディクス」は再度売買ゼロ。「いちご」の方は1枚の売買があった。ここでの取引価格は10万540円と午前中とほぼ同じだった。
1日2回だけの売買とはいえ、初日は2銘柄合わせて出来高はわずか「3」とかなり少ない。しかしODXは来年にかけて新しいST銘柄を次々上場させると発表しているため、来年には銘柄が増えて出来高も増えていく可能性はある。
25日の開業セレモニーでは、ODXの会長にしてSBIホールディングスの会長兼社長である北尾氏がスピーチで「歴史的な瞬間」と述べていた。しかしまだ始まったばかりで、今後ST取引が普及するかどうかは北尾氏他経営陣の手腕にかかっている。今後の発展に期待してみよう。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。