日本で運営されるPTSの1つであるODX(大阪デジタルエクスチェンジ)が、20日月曜にST(セキュリティトークン)の取引を12月25日に開始すると発表。同時に開始時に上場される2銘柄の詳細も、それぞれの発行企業が発表して明らかになった。
公的な株式市場である東証などの他に、日本には民間企業が運営する株式市場であるPTS(私設取引システム)が現在3つ稼働している。その3つとはジャパンネクストPTS、チャイエックスPTS、そしてODX(大阪デジタルエクスチェンジ)になる。
ODXは2022年6月から取引を開始した最も新しいPTSだが、以前からST(セキュリティトークン)の取引を視野に入れていた。STとは「有価証券の性質を持つトークン」という意味で、企業がSTを発行して資金を集めることをSTO(セキュリティトークン・オファリング)と呼ぶ。
ODXがSTの取引を開始すれば企業のSTOがやりやすくなると期待されていたが、ODXは先週16日にSTの取引開始に向けた手続きを完了したと発表。そして今週20日には、12月25日に「START」という名前でSTの市場を正式に開始すると発表した。
そして同じ20日には、開始と同時に上場される2銘柄の詳細が、発行企業から発表された。まず1つ目は「ケネディクス・リアルティ・トークン ドーミーイン神戸元町(デジタル名義書換方式)」というST。
このトークンは、不動産ファンドのケネディクス、SMBC信託銀行、そして大和証券の3社が共同で発行する。なお余談になるが、この3社は全て直接上場していない。ケネディクスは以前上場していたが、2021年に廃止となった。SMBC信託銀行は三井住友フィナンシャルグループ(銘柄コード:8316)の孫会社、大和証券は大和証券グループ(銘柄コード:8601)の子会社になる。
このSTは不動産投資の資金とするために発行されるものとなる。正式名に「神戸元町」とついているのは、神戸元町にある不動産に投資するためと見られる。そして投資家とSTART間の注文取次や決済を行うのは大和証券になる。
2つ目のSTは「いちご・レジデンス・トークン-芝公園・東新宿・都立大学・門前仲町・高井戸・新小岩-(デジタル名義書換方式)」。
こちらは不動産だけではなく再生エネルギーも含めたインフラ事業を行う「いちご株式会社」、三菱UFJ信託銀行、そしてSBI証券の3社が共同で発行する。正式名に東京都内の地名が6つ入っており、ST発行によってこれら6ヶ所にある不動産に投資をするための資金を調達する。
どちらのトークンも「不動産企業、信託銀行、証券」のトリオが発行体となるが、両方とも不動産企業が不動産への投資と管理運営、信託銀行がSTや不動産関連資産の信託、そして証券会社がSTの顧客への販売(注文取次・決済)と3社で役割が決まっていると見られる。
12月25日の上場までに公募などを行うことが考えられるが、今のところ公募の詳細は発表されていない。公募を行うとしたらそれぞれの証券会社、大和証券とSBI証券が行うことになるだろう。これらのSTがどこまで上がるか今のところ全く予想がつかないが、これから日本で本格的に始まるSTOにともかく参加してみるというのも面白い。
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