今年7月から算出が行われている新しい株価指数・JPXプライム150だが、この指数の先物が来年の3月18日から大阪取引所で取引できると発表された。大阪取引所の株価指数先物に新たな銘柄が加わる。
今年7月3日から新しい株価指数である「JPXプライム150指数(以下、「JPX150」)」の算出が開始された。そして今週26日になって、JPX150の先物が来年の3月18日から大阪取引所で取引開始と発表された。
大阪取引所は日経225先物を初め多くの株価指数先物が上場されており、現在は日本の株価指数先物の中心地となっている。そこに新たな先物銘柄が加わることになる。
ではこのJPX150とはどういう株価指数なのか?今年7月3日から算出開始されたので、まだ投資家にとってもなじみのない株価指数だ。
指数の名前に「プライム」と入っていることからわかるように、東証のプライム市場の150銘柄によって算出される。基準日である2023年5月26日の値を1,000の基準値として設定し、その後は基準値との相対的な値として表される。したがって「円」などの単位はない。また9月26日の終値は1,028.19だった。
ポイントとなるのは150銘柄の選定法。半分の75銘柄はエクイティ・スプレッドを主な基準として選定され、残り半分の75銘柄はPBR(株価純資産倍率)を主な基準として選定される。
エクイティ・スプレッドとは「ROE(自己資本利益率)-株主資本コスト」で算出される指標。プライム市場銘柄の中で、ROEが8%超かつエクイティ・スプレッドが0%を超えてプラスになっている銘柄を選定し、その中から一定の条件で上位75銘柄を抽出する。
PBRを主な基準とする75銘柄もほぼ同様の考え方で、プライム市場銘柄の中からPBRや時価総額などを基準にして上位75銘柄を抽出する。
このような基準で選ばれた150銘柄は「価値創造が推定される我が国を代表する企業で構成される指数」という、JPX150のコンセプトを満たす企業と認定された銘柄になる。
とはいえ日本の株式市場は長年日経225平均とTOPIXが主要な株価指数として君臨しており、他の指数が開発されてもなかなか広く普及しない。2014年1月にはJPX日経400指数という新しい指数の算出が始まった。それからすでに10年近く経つわけだが、JPX日経400指数は日経225平均とTOPIXに並ぶほどの指数になったとは言い難い。
JPX150も広く普及するのはなかなか難しいかもしれないが、来年3月18日から先物取引が始まるのでそれが起爆剤になるかもしれない。
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