米ヤフーの買収が完了で22年の歴史が終了

user 著者 鳥羽賢
calendar 2018年12月16日

インターネットの検索サイトとして代表的な存在のヤフーだが、米ヤフー(銘柄コード:YHOO)は経営難から通信大手のベライゾン(銘柄コード:VZ)に売却する契約を昨年に締結。そして6月13日になって全ての買収手続きが完了したと発表された。これでアメリカのヤフーは22年の歴史が終了することになる。

ヤフーの過去記事はこちら。

新社名はアルタバ

日本のインターネットでは、今でもヤフーは代表的な検索サイトとして愛用されている。しかし一方で本家のはずのアメリカでは、Googleなどに押されて最近ヤフーは苦戦が続いていた。

例えば最新の2016年12月期の通年決算を見ると、売上高は52億ドル(5720億円)程度だが、赤字が9000万ドル(約100億円)ほど出た。この年はまだ改善された方で、前年の2015年12月期は同じ程度の売上で赤字額が43億ドル(約4700億円)だった。

このような状況が続いていたために、米ヤフーは数年前から身売り先を探していたが、正式に買収が発表されたのはごく最近のことだった。マスコミでは候補企業がいくつか挙げられていたものの、最終的に決まったのはアメリカの通信大手・ベライゾンとなった。

昨年7月に最初に合意した売却金額は48億ドル(約5300億円)だったが、その後ヤフーからのアカウント情報流出事件などスキャンダルが発生。その件を材料にした交渉によって値引きされ、最終的な売却額は44億8000万ドル(約4900億円)となった。

そして今月13日には全ての売却手続きが完了。これからいろいろな変更が行なわれるが、まずヤフーという社名はなくなり「アルタバ(Altaba)」という名前に変更される。ただしネット上の検索サイトとしてのヤフーは当面残される。

そしてこれまでCEOを務めてきたマリッサ・メイヤー氏は退任する。メイヤーCEOは、Googleの創業直後からの社員として、Googleが世界的な企業に成長する原動力となった。その手腕を買われて2012年にヤフーのCEOになったのだが、メイヤー氏の手腕をもってしてもヤフーの経営を建て直すことはできなかったようだ。

そして日本にとって問題だったのが、日本のヤフーとの関係がどう変わるかという点。米ヤフーはヤフー・ジャパンの株主であるが、これまでは「日本の経営にはタッチしない」という約束事が守られていた。米ヤフーが身売りされれば、その原則が崩される可能性もあるかもしれないと見られていた。

だがこれまでのところ、ベライゾンが買収した後にヤフー・ジャパンの経営に介入してくるだろうという話は出ていない。おそらく当面は現状維持で、日本のヤフーのことは日本の方に任されることになる。

米ヤフーは1995年に創業されたが、2010年代になってGoogleなど他サイトとの競争に勝つことができなかった。ネット黎明期からインターネットの発展を後押ししたヤフーも、ついに22年の歴史を終えることになる。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。

  1. CFD銘柄を選ぶ
    (株式、商品、通貨ペア、指数、仮想通貨、ETF)
  2. 方向を選ぶ
    (価格が上がると思う?「買い」を選択。下がると思う?「売り」を選択)
  3. 取引サイズを選ぶ
    (レバレッジを使うと、あなたの投資の最大400倍の取引を注文することができます)

iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに

  • 初回入金に100%+25%トレーディングチケット*
  • 無料教材と市場情報
  • リスクなしで取引の練習ができる無料デモ口座

無料のデモ口座を使ってリスクなしで練習することもできますし、その必要がなければ、今すぐ実際の口座で取引を始めることもできます。

iFOREXグループについて

25年以上信頼されるサービスプロバイダー

iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。

3つの主な約束

  • お客様サポートセンターはすべてのお客様が知識を深めるお手伝いをすることを目的としています。
  • 当社の最大証拠金ポリシーは、お客様が口座の可能性のすべてを引き出すことを可能としています。
  • 追証なしプログラムは、組み込み式のリスク管理システムとして機能し、お客様の残高を超える損失を出すのを防ぎます。

私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。

iFOREXグループについて

世界の取引チャンスを活かしましょう