株や仮想通貨の高騰が話題になっているが、「永遠の価値物」である金もそれらに負けていなかった。東京市場の金価格は3月に入って高騰し、現物・先物ともに史上最高値を更新。またNY金も最高値に接近している。
今年が明けてから金融市場の話題が多くなった。株式市場は新NISAのスタートを受けて高騰し、日経225平均は1989年末につけた38,915円の史上最高値をなんと34年ぶりに更新。さらに大台の40,000円もつけた。
さらに仮想通貨もアメリカにおいて1月にETFが承認されたことや、4月初頭にビットコインが半減期を迎えることなどを材料に高騰している。昨年夏頃にはまだ400万円台だったビットコインは今年3月には大台の1,000万円を超えた。また米ドル建てでも2021年につけた最高値を更新した。
株や仮想通貨市場が高騰して参加者は沸いているが、先物市場の金も堅調な動きを見せている。もともと金は「永遠の価値物」と言われるように太古から資産として価値を維持してきたもの。
特に株式など既存の資産の信用が失われた時には、金は逃避資産として買われることが多かった。最近ではそのような役割を仮想通貨に奪われつつある感もあるが、金の価値が暴落することは考えにくい。
そして円安の影響もあり東京市場の金が好調だ。東京の金先物は2018年まで1g=4,500円付近で安定していたものの、2019年以降一貫して上昇。2022年からは円安の影響で上がり続け、3月4日には大台の10,000円をつけて史上最高値を更新。さらに翌5日には10,200円を超えて連日の最高値更新となった。
また金の現物価格は、田中貴金属の店頭小売価格が指標として利用される。この価格は金先物とは多少のかい離が生じることもあり、ここ数年は現物の方が1,000円ほど高い。そのため大台の10,000円はすでに去年から超えていたが、3月になってからの急騰で次の節目である11,000円を超えて史上最高値を更新した。
またNY株式市場の金は円安の影響がないので上昇幅が東京よりやや小さいが、こちらも堅調な動きを見せている。2月末には1オンス=2,030ドル付近だった金先物価格は、3月になって急騰して5日には一時2,140ドルをつけた。
NY金のこれまでの最高値は昨年12月3日につけた2,140ドル台。しかしこの時はいわゆる「踏み上げ相場」、つまり急上昇したことによる強制も含めた売りの買い戻しが多く入り、短期的に上昇したものだった。このような上昇は特殊な要因のため短期で終わることが多く、実際に昨年12月も2~3日後までに100ドルほど下落した。
今週5日の2,140ドルはその時の史上最高値とほぼ同じ水準であり、明確に最高値更新が見られる日も遠くないのではないか。
金は「金利を生まない資産」と言われ、金利がないが故に中央銀行が利上げをすると相対的価値が下がり売られることが多い。現在の海外の高金利でも高値を維持しているなら、今後利下げが始まればさらに上がることも期待できる。
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