日経225先物や金先物などが取引される大阪取引所の先物・オプション市場は、これまで祝日は株式市場と同様に休場していた。しかし来週の23日金曜から原則ほとんどの祝日で平日と同様の取引ができるようになる。これで日本が祝日でも先物・オプションを使ったヘッジなどができる。
大阪取引所では以前から主に日経225などの指数先物やそのオプション取引が行われてきた。そして2020年7月には金などの商品先物が東京商品取引所から移管され、名実ともに日本のデリバティブ取引の中心地となった。
これまで国内が祝日の場合、株式市場と同様に大阪取引所の先物・オプション市場も休場していた。そのため株式を保有している場合に祝日の暴落に備えて先物・オプションでヘッジをかけるには、シカゴのCME日経225先物などを使う必要があった。
しかし来週の9月23日金曜から、祝日でも大阪取引所の先物・オプション市場が開くようになる。開くのは祝日だけなので、もちろん土日は株式市場と同様休場する。そして年末年始は12月31日~1月2日の3日間は開かれない。
日本の株式市場は土日が重なっていない場合、通常は1月4日に大発会が行われる。そのため来年以降は先物・オプション市場だけ1日早い1月3日から新年の取引が行われることになる。
日本の主要な祝日期間として5月上旬前後のGWがあるが、来年の5月3~5日の3連休は取引が行われることで確定している。来年の4月29日(昭和の日)は、残念ながら土曜なのでもともと休場であり、振替休日もない。
また祝日でも取引が行われない日もある。例えば来年の1月9日月曜(成人の日)は、取引が行われないことで確定と発表されている。また来年7~11月の祝日については、取引が行われるが今のところは「予定」とされている。つまり今後の変更の可能性もあるということだ。
そして特殊なルールもいくつかあり、例えば先物・オプションの清算日であるSQ日が祝日と重なっても、その日はSQ日として扱われない。SQ値を計算する基準値となる現物の市場が開いていないので当然か。
祝日に取引が行われれば先物・オプションのトレード戦略がこれまでとは変わる。大阪取引所の先物・オプションを株式などのヘッジに使おうとしても、祝日が休場だと祝日に海外で暴落が起こった場合のヘッジにはならなかった。だが祝日に取引が行われるならヘッジになる。
その一方で先物・オプショントレーダーは、これまで祝日は市場が閉まっていたので休めたのに、これからは休めず市場の動きを気にしないといけないと考える者もいるかもしれない。
ともかく来週23日からは祝日でも先物・オプション市場が開くようになり、近年の取引時間延長と併せてまた先物・オプションを取引する機会が広がることになる。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。