今年春頃から欧米で拡大している感染症「サル痘」だが、25日になって日本で初の感染者が見つかっていたことがわかった。これから日本は新たな感染症の脅威にさらされる。
2020年から始まったCOVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックは2年以上経ってもまだ終息しないばかりか、日本は7月以降感染者が激増し第7波に入っている。今回の感染者の増え方は凄まじく、日本が世界でもトップクラスに感染者が多い国になってしまった。
そのような状況だが今年春以降は欧米で「サル痘」と呼ばれる別の感染症が広がっていた。サル痘の拡大のためWHO(世界保健機関)は7月23日に緊急事態を宣言したのだが、25日になってついに日本でもサル痘の患者が初めて見つかったことがわかった。この患者は30代男性で、東京都内で感染が確認されたという。
とはいえサル痘自体は最近見つかった感染症ではなく、1970年代頃から主にアフリカで存在していた。しかし今年春頃からこれまであまり見つかっていなかった欧米で感染が次々と見つかり、7月下旬までに約1万6000人が感染したと言われる。今回の流行では以前まで感染者が多かったアフリカ諸国への渡航歴がない人々の間にも感染しているため、かなり警戒されている。
サル痘に感染すると体に発疹が出て、その他に発熱や頭痛などの症状が出るが2~4週間後には収まるケースが多い。致死率は1~10%と比較的高いものの、これまで先進国で死亡例は出ていない。
ただしこの感染症はCOVID-19に比べると感染力はかなり低いとされるので、過度に心配する必要はない。また欧米の患者はほとんどが男性で、かつLGBTに含まれる人々がかなり多いと見られる。さらにサル痘の予防に天然痘の予防接種が有効で、日本で現在50歳前後かそれより高齢の人々は子どもの時に天然痘の予防接種を受けていた。
日本政府はすでにサル痘をかなり警戒しており、25日には初の対策会議を開いた。国内初感染者の報道が流れたのは25日午後7時頃だが、金融市場はそこまで大きく反応せず。日経225先物もサル痘感染者の報道で下落しなかった。
しかしCOVID-19に続くサル痘の台頭でまたも大きく影響を受けるのは海外旅行業界だ。25日に見つかった30代の男性は6月下旬から7月中旬まで欧州に滞在しており、その間に感染していたと見られる。
結局はCOVID-19と同じで海外渡航が感染症を日本に持ち込む可能性を生む。この現実がある限り海外旅行は警戒して行かない人々がまだ多く、2019年以前のように誰でも気軽に海外に旅行できる日々は当分帰ってこないだろう。
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