昨年後半からコーンや大豆といった穀物の商品先物銘柄が上昇している。穀物以外では銀も高騰し、さらに原油も約1年ぶりの値まで戻っている。商品先物銘柄の上昇がかなり目立ってきた。
昨年終盤から株式市場が高騰していることは、すでに多くのメディアで報じられている。また仮想通貨もビットコインを中心に上がっている。しかし株式市場や仮想通貨だけではなく、商品先物市場もかなり上昇する銘柄が目立ってきている。
まずコーンや大豆などの穀物銘柄が昨年後半から上昇している。これは米大陸の穀倉地帯で去年から不作になっていることと、中国が豚飼育などのために輸入量を増やしていることが理由と見られている。
シカゴ市場のコーンは昨年夏時点では1ブッシェル(≒25kg)=3ドル程度だったが、秋以降に高騰し2月1日には5.5ドルを越えた。この水準は2013年6月以来約7年半ぶりの高値となる。
大豆も同様で、昨年春時点では1ブッシェル=8ドル台だった価格は夏以降上昇。今年1月中旬には14ドルを越え、2014年夏以来の価格帯まで上昇してきた。ただし1月下旬からやや下落に転じ、2月2日現在で13.5ドル付近にある。
穀物以外の銘柄でも上昇が起こっている。貴金属の銀は、株価が暴落した昨年3月にはNYの先物市場で1オンス=11ドル台まで下がった。だがその後株価とともに急上昇。秋にはやや下がったものの年明けになるとまた上がり、2月1日には30ドルを越えて約8年ぶりの高値をつけた。
また原油は急激な上昇ではないもののジリジリと上がってきている。特に昨年11月の米大統領選以降は堅調な相場が続き、夏頃にレジスタンスラインとなっていた43ドルの壁をあっさり突破。1月には54ドル付近がレジスタンスになっていたが、それも2月2日に突破して55ドルに接近。この水準は昨年1月以来となる。
一方で昨年前半は高騰していたのに、最近になって勢いがなくなった銘柄もある。商品先物の代表的な銘柄である金は、NY市場では2019年明け頃から上昇を開始。2020年夏には史上最高値を更新し、2,000ドルを突破した。
しかし昨年8月を天井に、その後は半年ほどさえない動きが続き今年2月2日現在で1,850ドルに留まっている。これは「逃避資産」としての地位をビットコインに奪われつつあり、昨年後半から好調に推移しているビットコインを買う投資家が増えたためという説がある。
金のように昨年前半で上昇が止まってしまった銘柄もあるが、商品先物市場は全体的に見ると好調だ。これまで紹介した銘柄以外にも、白金(プラチナ)や小麦も昨年後半には上昇している。これも世界的な大規模金融緩和の効果で、商品先物市場にもマネーが流れ込んでいるためなのだろうか。
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