スマホにブロックチェーンの機能を組み込んだブロックチェーンスマホは、これまでいくつか発売されたがまだヒット商品にはなっていない。しかし先週には仮想通貨・ソラナの開発元が、独自のブロックチェーンスマホを開発していると発表した。
スマホが生活必需品になって久しい。スマホは2010年代に世界で爆発的に普及したため、世界で高いシェアのスマホを開発するAppleやサムスンといった企業はこの時期に大きく成長した。そしてスマホはこれからも進化する可能性を秘めている。
スマホの進化形の1つとして、ブロックチェーン技術を最初から組み込んだブロックチェーンスマホというものがある。ブロックチェーン技術が最初から入っていると何が違うかというと、仮想通貨のウォレット機能が最初から入っている点などが違う。
ブロックチェーンスマホはすでに開発され販売された製品もある。仮想通貨が最初にブームとなった2017~18年には、スイスの「Sirin Labs(シリンラボ)」という企業がブロックチェーンスマホの開発に着手。
そして2018年末に完成したのが「FINNEY(フィニー)」というスマホだった。これは「世界で初めてのブロックチェーンスマホ」と謳われ、OSには独自の「SIRIN OS」が使われていた。FINNEYは日本でも2019年初頭に発売開始された。
しかしブロックチェーンスマホの特長とされたブロックチェーン技術が最初から組み込まれている点は、ユーザーにとってあまり魅力的ではなかった。普通のスマホでも購入後にアプリとしていくらでもウォレットなど必要な機能を入れられるためだ。
そしてFINNEYはスマホとしてのスペックが低くブロックチェーン以外に特長もなかったため、ヒット製品にはなれずに新バージョンなども販売されなかった。
FINNEY以外にも、サムスンが開発して韓国内だけで発売した製品など、他のブロックチェーンスマホもいくつかあったがどれも世界市場ではそれほど売れずに終わった。
だが先週になって、仮想通貨のソラナ(SOL)を開発・運営するSolana Labs(ソラナラボ)が、独自のブロックチェーンスマホ「Saga」を開発していると発表した。今のところ2023年に発売予定だという。Sagaには最初から仮想通貨ウォレットや、Web3のソフトウェア開発キットが組み込まれている。
ここで改めて仮想通貨のソラナについて振り返ってみると、ソラナは2020年春から流通を開始した比較的新しい仮想通貨だ。しかし流通開始後急速に普及し、2022年6月27日現在の時価総額は約20兆円で仮想通貨全体のランキングでは9位、ステーブルコインを除けば6位にある。
仮想通貨のソラナをこれだけ成功させたSolana Labsなので、ブロックチェーンスマホ「Saga」も成功させることができるかもしれない。来年の発売に期待してみよう。
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