今週になってから仮想通貨市場が崩れており、ビットコインは一時1,515万円まで下落した。しかしそのような地合でも、11月に入ってからの6日間で2倍以上に高騰した仮想通貨がある。それはICPだ。
今週になってから仮想通貨市場が崩れており、ビットコインは一時1,515万円まで下落して6月以来の安値をつけた。今週になってから明確な売り材料が出たわけではないが、仮想通貨の地合は先月後半以降悪化している。
もともとそれまであまりに急激な上昇で先物の買いポジションが溜まっていたところへ、10月10日に突然トランプ大統領が対中の100%追加関税を発表した。この発表でリスク回避の動きが広がり株式と仮想通貨市場が急落して、仮想通貨市場では過去最大となる200億ドルもの強制決済が発生した。
この頃から今週まで仮想通貨市場は軟調な動きが続いているが、そのような中11月に入ってからの6日間で2倍以上に急騰した通貨もある。それはインターネットコンピューター(ICP)だ。ICPのレートは1日朝時点では450円だったが、その後急上昇して6日夜には1,000円を超えた。
ICPはスイスのDFINITY財団という財団が立ち上げた仮想通貨で、2021年頃から流通が始まった。既存の中央主権型のクラウドではなく、分散型のインターネットクラウドの構築を行うプロジェクトで、ICPはそのネイティブトークンとして開発された。
最近レートが急上昇している理由はいくつか考えられるが、まずは最近成功したアップデートによって、ICP上のスマートコントラクトがビットコイン(BTC)にも対応できるようになったこと。これによってICPの需要が今後大きく伸びると見られるようになった。
とはいえこれまでのレートの推移を見る限り、ICPが目覚ましい伸びを見せてきたとは言えない。ICPの流通が始まった当時の2021年は仮想通貨市場が非常に好調な時期だったのが、これがむしろ裏目に出た。
流通開始直後の2021年春には24,000円をつけたICPだが、その後仮想通貨市場が冷え込んだことで急落。2022年にはテラ・ショックやFTXの破綻といった悪い出来事が重なり、2023年には500円まで下落してピーク時の40分の1未満になってしまった。
その後2024年春には3,000円を回復したがピーク時にはほど遠く、2024年後半から25年にかけてビットコイン(BTC)など主要仮想通貨が高騰したにも関わらずICPはあまり伸びなかった。また上記の10月10日のトランプ大統領による対中関税発表直後は一時220円の最安値をつけた。
ICP立ち上げ直後に買ったホルダーは、これまで4年以上持っていても一度も買い値まで戻っていない。言ってしまえばこれまで低迷して今年10月末には450円になっていたレートが、ようやく多少反発したことになる。今後ICPがさらに伸びるかどうかはDFINITY財団の努力次第ではないだろうか。
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