2022年になってから仮想通貨市場が低迷しているため、仮想通貨関連メディアでは「仮想通貨冬の時代」という言葉が増えた。しかしビットコインは300万円付近を維持しており、2017年の最初のブーム時につけた高値・230万円より高い。これでも本当に冬の時代と言えるのだろうか?
仮想通貨は2017年に最初の世界的ブームになり、価格が暴騰した。そして2021年になると2度目のブームが起こり、今度は企業や機関投資家も仮想通貨市場に参入して前回より遥かに高い水準にまで高騰した。ビットコインは最初のブーム時の高値は2017年12月につけた230万円だったが、2021年11月にはその3倍以上となる780万円をつけた。
しかしそこをピークに仮想通貨市場の高騰は止まる。2022年になってインフレ抑制のために世界的に金融引き締めが始まり、リスク回避の動きが広まり仮想通貨市場から膨大な資金が流出した。
ビットコインは6月に一時前回の天井とほぼ同じ230万円台まで下落した。ただし円安が進行したために円建てでは下落幅がやや小さい。米ドル建てだと2021年の高値から4分の1の17,000ドル台まで下がり、2017年の高値よりも低かった。
またビットコイン以外の仮想通貨も軒並み昨年の高値から半値以下になっている。このような市場状況のため、今年になってから仮想通貨関連メディアでは「仮想通貨冬の時代」という言葉が使われることが増えた。
実はこの言葉が使われたのは今回が初めてではなく、2018~19年に仮想通貨市場が低迷していた時代にも使われた。
だが本当に現在は冬の時代なのだろうか?ビットコインは6月前半に230万円台まで下落したが、その後は反発して7月以降は300万円付近で推移。7~8月は下がらずにむしろ緩やかながら上昇してきている。
2018~19年に「冬の時代」と言われていた時は、ビットコイン価格は50~150万円で推移していた。2022年8月現在の水準・300万円は当時より遥かに高い。他の仮想通貨も同様に2018~19年と比べると数倍の水準にあるものが多い。
さらに最初の仮想通貨ブーム以前の2016年は、ビットコインはまだ10万円未満だった。しかしこの時代に「冬の時代」などという言葉が使われたことはない。
以前と比べたら2022年現在の仮想通貨のレートは十分高いのだが、それでも「冬の時代」と言われる。結局は仮想通貨業界の人々やホルダーの仮想通貨に対する期待が高くなり過ぎ、2017年後半や21年のように高騰していないと満足できない。だから十分高い水準でもさらなる上昇がない現在「冬の時代」と言われるようになった。
しかし2回のブームを経て、仮想通貨はどの通貨もすでに相当高くなった。今後また仮想通貨全般が高騰するような3回目のブームがくるかどうかはわからない。ブームがこない限り、仮想通貨への期待が高い人々はずっと「冬の時代」と言い続けるのかもしれない。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。