2021年になって仮想通貨価格が高騰し、5月に3回の暴落を経てバブルが弾けたものの、その後も高値を維持している。今回は2017~18年のように単なる一過性のブームではなく、仮想通貨の価値が世界に認められたための価格高騰と思われる。そして仮想通貨は今後も世界の金融を変え続ける。
2021年前半には仮想通貨市場が大きく上昇した。その後5月には大きな暴落が3回あり、中にはわずか1週間で高値から半分になった通貨もある。
とはいえ6月以降はそれまでのような極端な高騰は見られなくなったものの、多くの仮想通貨が2020年の水準には戻らず高値を維持している。仮想通貨は2017~18年にはブームとなり価格が高騰したが、2017年12月~18年1月に天井をつけるとその後ほとんど通貨が暴落した。
しかし今回は17~18年のような一過性のブームではなく、仮想通貨の価値が世界の政府・企業に認められたための価格上昇と見られる。ビットコインを法定通貨に採用したエルサルバドルは極端な例だが、その他にもペイパルなど最近になって仮想通貨関連のサービスを開始した企業が多くある。
そして仮想通貨だけではなく、広義の通貨のデジタル化の流れはもう止まりそうにない。というのも中国を初め世界各国がCBDC(中央銀行デジタル通貨)の開発を進めているからだ。中国は特に積極的にCBDC、つまりデジタル人民元の開発を進めており、中国の各都市で実証実験をすでに行っている。
また日本、アメリカ、ユーロ圏など各先進国も少しずつCBDCの研究開発を進めているため、10年後には世界の多くの国がCBDCを実用化していることが予想される。
たとえビットコインやイーサリアムといった仮想通貨がなくなったとしても、CBDCに見られるような法定通貨のデジタル化の流れは今後も止まることはないだろう。
しかし一部の仮想通貨記事に見られるように、今後ビットコインなど主要仮想通貨がさらに高騰するという話にはかなり疑問が残る。中には今後ビットコインが現在の2倍どころか、10倍になる可能性を論じているものもある。10倍といえば5,000万円近くになり、そうなった時ビットコインの時価総額だけで約1,000兆円にもなる。
日本の株式市場は2021年9月現在で時価総額が約800兆円にまで膨らんでおり、バブル時代を超えて史上最高額になっている。ビットコインの時価総額が1,000兆円ということは、それだけで日本の株式全ての合計より大きくなる。
そこまで極端に高騰する可能性は低いかもしれない。しかし数年前はビットコインが500万円になることは夢物語だと思われていたのが、今年になって現実に500万円になった。それを考えると5,000万円も絶対ありえないとは言えない。
ビットコインの価格のことはともかく、CBDCの開発などを含め仮想通貨やブロックチェーン技術は世界の金融を大きく変えたことだけは間違いないと言える。
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