今週は日米など4ヶ国の政策金利発表があった。特に重要と見られていた米政策金利の発表は、予想の0.5%利上げに対し0.75%と思い切った大幅利上げとなった。米利上げの加速見通しを受け、今週もまた株式市場は軟調な1週間だった。
今週は日米英スイスの4ヶ国が政策金利を発表した。16日木曜未明にはアメリカが発表し、予想の0.5%利上げに対し発表は1994年以来28年ぶりとなる0.75%の利上げだった。
同じ日の夕方にはスイスが政策金利を発表し、こちらは据え置き予想に対してサプライズの0.5%利上げが発表されて政策金利は-0.25%とされた。夜にはイギリスが発表して予想通りの0.25%利上げ。そして17日金曜には日本の政策金利が発表され、予想通り異次元緩和も含めて全て据え置きとされた。
経済指標は14日火曜にアメリカの5月卸売物価指数が発表され、予想の前年同月比+10.9%に対し発表は+10.8%と予想より低く、また前月の+10.9%よりも低下した。食料品などを除いたコア指数も、予想が前年同月比+8.6%、結果が+8.3%と予想を下回った。
15日水曜にはアメリカの5月小売売上高が発表され、予想の前月比0.2%増に対し発表は0.3%減と予想に反して減少だった。そして17日にはユーロ圏の5月消費者物価指数改定値が発表され、予想通りの前年同月比+8.1%と高いインフレ率は変わらなかった。
アメリカが0.75%の利上げを発表し今後もハイペースで利上げを続けるとの見通しから、今週も先週に続いて株式市場は軟調だった。NYダウは13日月曜から876ドル安と暴落した後、14日火曜にも小幅続落。
15日水曜は0.75%利上げが発表されその後パウエル議長の会見が行われると利上げのさらなる加速見通しが後退し、ようやく303ドル上昇。しかし翌16日には再度741ドル安で終わり、昨年1月以来1年5ヶ月ぶりの30,000ドル割れ、29,000ドル台で終了。17日も小幅に下がり週足では1,508ドル安だった。
東京株式市場もNYとともに大幅安の週となった。13日は日経225平均が837円も暴落。14~15日も約300円ずつの下げが続き、16日にはようやく上昇したがわずか105円のみ。17日には368円続落して週足では1,861円も下げた。
また今週は仮想通貨市場も暴落の1週間となった。12日日曜夜時点で370万円台だったビットコインだが、13日に仮想通貨レンディング大手のセルシウスが出金を停止したことでパニックが広がり夜には300万円近くまで下落。
さらに17日には香港の仮想通貨レンディング企業も出金を停止したことで再度不安が拡大し、週末には230万円台まで下げた。また米ドル建てではついに2万ドルを割り、1万7000ドル台まで下がってしまった。
ビットコイン以外の仮想通貨も軒並み暴落した。イーサリアムは週末には12万円をつけ、米ドル建てだと1,000ドルを割った。バイナンスコインも2万5000円まで下げた。
来週はNY株式市場が20日月曜に休場する。また22日水曜にはFRBのパウエル議長が米上院で証言を行い、23日木曜には下院で証言を行う。そして24日金曜には日本の5月消費者物価指数の発表が予定されており、生鮮食料品を除いた数字で前月と同じ2.1%と予想されている。2%超えのインフレ率が続くようだが、日銀が緩和を止める気配はまだない。
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