今週は日米を初め多くの国が政策金利を発表した政策金利発表ラッシュの1週間だった。発表は一部にサプライズもあったがほぼ予想通りだったものの、米の緩和縮小加速が発表されたことなどからNY株式市場は軟調な動きが続いた。
今週は重要な経済指標の発表は少なかった一方、政策金利の発表が非常に多かった。特に16日木曜に発表が集中しており、まず午前4時に発表したアメリカは政策金利は据え置きだったものの、量的緩和縮小ペースを11月の縮小発表時からさらに倍化させると発表した。
その後はスイスが-0.75%のまま据え置き、ノルウェーは0.25%利上げをして0.5%、トルコは1%利下げを発表して14%と続いた。
午後9時にはイギリスが発表し、据え置き予想だったがサプライズで0.15%の利上げが発表されて0.25%とされた。ユーロ圏は予想通り据え置きで、その後のラガルド総裁の会見では2022年の利上げは考えていないとの発言があった。
17日金曜になっても政策金利発表は続き、午前4時にはメキシコが発表。予想は0.25%の利上げだったが、予想を上回る0.5%の利上げが発表され5.5%とされた。そして正午過ぎには日本が発表し、政策金利や異次元緩和は変更なしだったが企業への支援策が予定通り来年3月末をもって縮小されると発表された。
日本では感染が落ち着いているものの海外、特に欧米ではオミクロン株を中心に感染が再拡大している。オミクロン株懸念や緩和縮小の加速が発表されたことなどから、NY株式市場は週を通して軟調だった。
ダウ工業平均は13日月曜に320ドル、14日火曜に106ドル下落。15日水曜は383ドル上昇したが、16日には小幅安で終わった後17日に532ドル下落。週足では605ドル安だった。
東京株式市場の地合はNYよりは良かった。日経225平均は13~15日には小幅に上下した後、16日に607円上昇。17日になると大幅下落で16日の上げをほぼ帳消しにし、週足では108円高だった。
政策金利の発表が多かったため、為替市場ではやや動きのある通貨が多かった。そのような中、米ドル/円は16日未明のFOMC発表が想定内だったためそれほど動かず、週を通してほぼ113円台での推移が続いた。
そして今週またも利下げを発表したトルコのリラは、週内で最大約30%もの大暴落となった。13日には1ドル=13.8リラ付近だった米ドル/トルコリラは、14日から猛烈なリラ売りが開始。その後最安値を更新し続けて17日には一時17リラを越えた。トルコリラ/円も同様で、週開始時は1リラ=8円20銭台だったが、その後下落が続き17日には一時6円70銭をつけた。
来週は欧米の多くの市場参加者がクリスマス休暇に入り、閑散市場になることが予想される。また24日金曜はアメリカなどが休場する。しかしそのような週でも23日木曜には米11月個人消費、24日には日本の11月消費者物価指数などいくつか重要な指標が発表される。
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