中国は明日から国慶節の1週間が開始

中国は明日から国慶節の1週間が開始

著者 鳥羽賢
2015年09月30日

中国では明日の10月1日から1週間程度、代表的な休暇シーズンである国慶節に突入する。そのために株式市場も休場し、また中国から日本国内への観光客が増えるなどいろいろな面で普段とは様子が変わる。

上海・香港株式市場が休場

国慶節の中でも特に建国を祝う日と決まっているのが、10月1日だ。この日は1949年に毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言した日であるため、中国において国民の祝日に制定された。

ただ実質的には1日だけではなく、1日から7日までの1週間ほど中国全体で連休になる。中国は2月に旧正月の連休があり、国慶節はそれと並んで中国の2大連休の1つと言われる。

では、明日から1週間中国はどうなるのか?まず株式市場だが、上海株式市場の方は1~7日までの1週間丸々休場となる。国慶節前とは言え、今日の上海市場は特に手じまい売りが広がったわけでもなく、上海総合指数が0.5%高で終了した。

一方香港は同じ中国でも本土とは制度が違い、香港株式市場は10月1日の1日だけ休場する。こちらも今日は堅調で、ハンセン指数が前日比1.4%高で終了した。

そして実体経済の方では、中国人の多くが国内外に旅行に出かけるので、観光業が大忙しとなる。国慶節に日本に旅行を予定している中国人も相変わらず多く、日本国内の小売業は中国人による「爆買い」に大いに期待している。

今年は去年より円安が進行していることもあり、今年の国慶節で訪日する中国人は去年より4割増しになるだろうという予想も出ている。今年になって急激に減速していると言われる中国経済だが、国慶節の連休ともなればやはり中国人の旅行者の多さやその購買力を見せつけられることになるだろう。

中国国内に旅行に出かける中国人も多く、中国内外を問わず交通の便は中国人で相当な混雑が予想されている。そのためこの時期に中国出張などがあると、交通機関やホテルで予約を取るのが相当厳しいを覚悟しなくてはならない。

しかしその一方、中国の現実は厳しい。国慶節前日の30日になって、南西部の広西チワン族自治区で13ヶ所もの同時爆発事件が起こった。現時点ではまだ詳細は明らかになっていないが、警察はテロ事件であるだろうと見て捜査をしている。

中国では北西部のウイグル自治区でもウイグル族によるテロが多く起こっており、少数民族が共産党支配に相当不満を持っていることがわかる。国慶節はお祝いの時期であるはずだが、中国内部では経済的にも政治的にもかなり厳しい状況になっていることは隠せなくなっている。

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