4日のNY株式市場前に米医薬品メーカー・モデルナが1~3月期の決算を発表。売上高・純利益ともに前年同期の3倍ほどになる大幅増収増益だった。好調な決算を受け、4日のモデルナ株は5%上昇した。
「モデルナ」という企業はつい3年前までは日本人で知っている人はほとんどいなかったのだが、今では多くの日本人が知る企業となった。ここで言うモデルナとは、もちろんCOVID-19のワクチンを開発した米医薬品メーカーのモデルナ(銘柄コード:MRNA)のこと。
日本で1~3回目の接種に使われたワクチンはほとんどがファイザー(銘柄コード:PFE)かモデルナ製のもので、パンデミック開始以来マスコミでも連日のようにモデルナの名が報道されるようになった。
そのモデルナが、今週4日のNY株式市場開始前に1~3月期の決算を発表した。その内容によると、売上高は前年同期の19億4000万ドル(約2,500億円)の3.1倍となる60億6000万ドル(約7,800億円)で、市場予想の49億ドル(約6,300億円)を大きく上回った。
純利益は前年同期の12億2000万ドル(約1,580億円)からほぼ3倍となる36億6000万ドル(約4,700億円)。EPS(1株あたりの利益)は8.58ドルで、市場予想の5.69ドルを大きく上回った。
モデルナはCOVID-19ワクチンの開発で成功して、過去2年ですさまじい成長を遂げてきた。同社の2020年1~3月期の売上高はわずか840万ドル(約10億9000万円)だったのだが、それからわずか2年後の今期には60億6000万ドルと700倍以上にもなった!
2020年4~6月期以降は毎期爆発的に売り上げが伸び続け、前期となる2021年10~12月期は売上高が72億ドル(約9,300億円)、純利益が48億7000万ドル(約6,300億円)だった。しかし今期は売上高・純利益ともに前期よりは下がっており、2020年開始以来の爆発的な成長にもようやく一服感が出てきた。
前期比では減収減益だったが投資家はこの決算を好感。3日を146.54ドルで終えた同社の株は、4日のNY株式市場序盤から中盤は前日終値付近かやや低い水準で推移。しかし日本時間の5日未明に米政策金利が発表され、その後のパウエル議長の会見で0.75%以上の利上げが否定されると急騰。終値は5.8%高の155.05ドルだった。
モデルナの今後の事業について簡単に述べると、現在モデルナはオミクロン株に特化したワクチンを開発中であり、臨床試験のフェーズ2を行っているとのことだった。既存のワクチンはすでに先進国では2回または3回接種を終えた人が多く、4回目の必要性はあまり認められていない。したがって今後は途上国への売上が中心になるが、オミクロン株特化のワクチン開発に成功すればまた新たな収益源となる。
COVID-19ワクチンで世界的な企業になったモデルナは、今後もまだ成長が見込める企業と言える。
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