10月中旬以降ビットコイン及び仮想通貨市場全体で軟調な動きが続いており、ビットコインは先週6月以来の安値となる1,515万円をつけた。そして最近は大口ホルダー、通称「クジラ」たちが売りのためにビットコインを移動させた形跡が見つかっており、クジラたちが売りに走ればビットコインの一段安もありえる。
今年になってトランプ政権の後押しもあり上昇が続いてきたビットコイン(BTC)と仮想通貨市場だが、10月中旬頃からさえない動きが続いている。
地合転換の1つの大きなきっかけとなったのが、10月10日にトランプ大統領が突然中国に対して100%の追加関税をかけると発表したこと。この発表によって株式と仮想通貨市場が急落し、仮想通貨市場では10日から11日の24時間で過去最大となる200億ドル(約3兆600億円)の先物ポジション強制決済が発生した。
この巨額の強制決済で地合が悪化し、その後も11月10日までの約1ヶ月で何度も巨額の強制決済が発生。11月3日頃にも約13億ドル(約2,000億円)の強制決済が発生した。
10月上旬には1,900万円に接近して最高値を更新したビットコインは、その後は大きく崩れて先週には一時6月以来の安値となる1,515万円をつけた。また他の多くの仮想通貨も下落した。
そして今後ビットコインが一段安になる懸念を高める材料が出ている。ビットコインの大口ホルダーは「クジラ」と呼ばれるが、これは鯨のように巨大な存在で売買に動けばビットコイン市場に大きく影響するためにそう呼ばれるようになった。
クジラの多くはビットコイン黎明期からのホルダーであり、まだ安かった頃に多く買い集めて現在まで保有を続けてきた。そして最近になって、複数のクジラがビットコインを移動した形跡が見つかっている。
クジラは以前からのホルダーであり、これまでビットコインを自分のウォレットから移動した形跡はあまりなかった。それが移動したということは、ビットコインを売却に動く可能性が高いと見られる。
クジラの1人でビットコイン約1万1000枚を保有するオーウェン・グンデン氏は、最近3,600枚のビットコインを移動しており、そのうち500枚は海外取引所のクラーケン(Kraken)に移動したことがわかった。
参考までに現在のビットコインレートを1,600万円とすると、1万1000枚は約1,760億円、3,600枚は約576億円、500枚は約80億円になる。クラーケンに移動した分だけでも途方もない金額だ。
取引所に移動したのは明らかに売却を意図しており、またクラーケン以外に移動した3,100枚も売却に動く可能性が高い。また残りの約7,400枚も売るのではとの懸念が出ている。
グンデン氏以外にも手持ちのビットコインを移動したクジラが観測されており、今後そのクジラたちが動けばビットコインが大きく下がるのではと懸念される。そしてビットコインが下がれば、他の仮想通貨も下がる可能性は高い。
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