10日夜から11日にかけて為替市場が急激に円高に動いたため、大きな損失を出したFXトレーダーが少なからずいる。そういったトレーダーは何が間違っていたのだろうか。
10日木曜夜にアメリカの10月消費者物価指数(CPI)が発表され、予想の前年同月比+8.0%に対し発表は+7.7%だった。これでアメリカのCPIは4ヶ月連続下落となり、また8%を割って7%台になったのも2月以来8ヶ月ぶりだった。
一時は9%を超えていたアメリカのインフレだが、多少はピークアウト感が出てきた。インフレはまだ7%を超えているため安心するのはまだ早いと思うが、市場はこの数字に大きく反応。為替市場では米ドル/円が急激に円高・米ドル安に動き、米CPI発表時から週の終了時までに8円も円高になった。
今年は3月以降これまで円安トレンドが続いていたのだが、それが突然急激な円高に転換したのだ。当然ながらFXトレーダーにとっては衝撃の展開となり、円売りポジションを多く持っていたトレーダーは大損を出した。ネットの投資ブログやトレーダーのTwitterなどは、大損を出したとの投稿で溢れた。
損失を出した原因は何だろうか?「急激な円高のせい」と言ってしまえばそれまでだが、円高になっても、というより相場が急激に変動しても損失を出さないトレーダーはいる。
想定以上の損失を出しているトレーダーは、多くの場合損切り注文を入れていなかった。株式投資で長期保有なら損切り注文は不要だし、FXでも低レバレッジで長期スワップ狙いなら損切りがなくてもやっていける。
しかしレバレッジをかけて短期トレードをするなら損切り注文を常に入れるべきだ。そうしないとレートが自分のポジションと反対に動いた場合、損失が際限なく膨らみロスカットまで行ってしまう。
損切り注文を入れていなくても、反対に動いた場合に手動で損切りができるならいい。だが損切り注文を入れていないトレーダーは大抵損切りの判断ができないため、損失がどんどん膨らむ。レバレッジをかけて短期トレードをするなら、まずは損切りをしっかり入れておくことが重要だ。
そして「絶対円高にはならない」という思い込みもよくない。3月以降急激な円安が続いてきたため、「今後もずっと円安に動き、大きく円高に動くことは当分ないだろう」と考えて円売りポジションを積み重ねたトレーダーもいる。そしてそういったトレーダー達で損切りができなかった者は、10日以降の円高で大損を出した。
相場に絶対はなく、FXの場合短期間で10円や20円動くこともある。高レバレッジでFXトレードをするならそのような急激な動きも想定しておかないと、いつか大損を出して退場することになる。
FXで短期的に利益を出すことは比較的簡単にできても、長期利益を出し続けることは難しい。レートがポジションと反対に動いた場合、いかに損切りをして損失を限定させるかが長期勝ち続けるために求められる要素の1つだ。
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