米のトランプ元大統領が立ち上げたSNSとして話題になっていた「Truth Social」を運営する企業が、SPAC制度を利用して26日に正式にNASDAQに上場することに決まった。この上場によって株式を持つトランプ氏の個人資産はさらに増え、日本円で1兆円程度になる見込みだ。
今年のアメリカ大統領選に共和党の公認候補として出馬することがほぼ決まっているトランプ元大統領だが、2021年秋に自らのSNSも立ち上げていた。
トランプ氏が大統領だったのは2016~20年であり、2021年当時はすでに大統領職から離れていた。当時トランプ氏は2021年1月の米議会への暴徒侵入事件を煽っていたと判断され、Facebookなど既存の大手SNSでアカウントを凍結されていた。
そのような既存のSNSに不満を持ったトランプ氏が、自ら立ち上げたSNSが「Truth Social(トゥルース・ソーシャル)」だった。Truth Socialは一般的なSNSと同じで、発言をしたり他のユーザーと交流したりする機能がある。そして運営する企業は「Trump Media and Technology Group(トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ)、以下「TMTG」」という企業だった。
TMTGは立ち上げ直後の2021年に、すでにSPAC制度を利用した上場の話が出ていた。SPACとはまず事業のない他社の買収だけを目的とした会社を上場させ、その後他社を買収して上場の完成とする制度。
2021年の創業直後に、銘柄コードDWACの「Digital World Acquisition Corp(デジタル・ワールド・アクイジション・コープ)」というSPAC企業がTMTGに対し買収の話を持ち掛けた。
買収前のSPAC企業の株価は10ドル付近であまり動かないのが普通だ。だが2021年10月20日にTMTGの買収を発表すると、トランプ大統領の知名度が追い風となり175ドルとSPAC企業としては異例の水準まで株価が上昇した。
しかしその後、技術的な問題の解決などに時間がかかり買収はなかなか完了しないまま時間が過ぎていった。また買収が進まずTMTGがメディアで話題になることが減ったことでDWACの株価も下がり10ドル付近まで戻ってきた。
最初の買収発表から2年以上を経た2024年明け頃からようやく買収の完了見込みが立ち、株価もまた上昇していった。そして3月22日金曜にはDWACの株主総会がTMTGの買収を承認。25日になると買収が正式に発表され、26日からNASDAQに上場と決まった。
SPAC企業は買収が決まると銘柄コードが変わり、26日のコードは「DJT」となる。これはミドルネームも含めたトランプ大統領のイニシャル3文字となる。
トランプ氏はTMTGの株式の約60%を保有していると言われるので、この上場によって個人資産が一気に増えて日本円で1兆円近くにまでなると推計されている。投資家にとって気になるのは26日の上場後どこまで株価が上がるかだが、トランプ大統領の知名度を考えればかなり上がっていくかもしれない。
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