最近数年は苦しい経営が続いている米ヤフーは、今月2~4日に取締役会を開催。今後の方針について話し合われた。その中で前々から噂されていたインターネット事業の身売りについて検討されたというが、9日に取締役会の結果も含めた今後の経営方針が発表される予定になっている。
米ヤフーは日本のヤフーと比べるとネットのポータルサイトとしてそれほど圧倒的な存在ではなく、むしろGoogleなどに押されている感がある。2012年夏からGoogle出身のマリッサ・メイヤー氏をCEOに迎えて経営の建て直しを図ったが、メイヤーCEOの経営は上手く行っていないと見る株主やアナリストが多い。
そしてここ数年よく出ているのが、ポータルサイトの「Yahoo!」などインターネット事業を、他社に売却することを検討しているという噂だ。もちろん、ヤフー側はまだ正式には何も言っていない。
今月2~4日には取締役会が開かれ、そこで身売りの話を真剣に検討するという観測が出ていた。取締役会はすでに終了しており、その結果を含めた今後の経営方針が9日に発表される
米ヤフーの身売り先候補はいくつか噂が出ているが、最近になって浮上してきたのが、アメリカのIT企業・ベライゾンだ。ベライゾンは日本ではあまり名を聞かないが、アメリカの携帯会社としては最大で、現在では1億2000~3000万人もの加入者を持つと言われる。そしてインターネット事業も行っているので、日本のソフトバンク・ヤフーのような総合IT企業として君臨している。
また日本のソフトバンクも、米ヤフーの売却先企業の1つとして名前が挙がっている。ただソフトバンクの場合、いろいろと複雑な事情がある。
多くの人がご存じのように、日本のヤフーはソフトバンクが36.4%で筆頭株主になっている。そして第2位の株主が、35.5%の米ヤフーになる。ヤフーとソフトバンクは同じソフトバンクグループ内の企業であり、孫正義氏の帝国の一部と言える。そして米ヤフーは35.5%を持っているとは言え、これまで日本のヤフーの経営には口を出さないという方針できた。
だが米ヤフーが身売りをするとなると経営権が別企業に移るため、その方針が変わる可能性がある。そうなるとこれまで独立してやってきた日本のヤフーに、いろいろ口を出されるかもしれない。それならば、ソフトバンクが自ら米ヤフーを買収してしまった方が、日本のヤフーの経営をこれまで通りアメリカから介入されずに行うことができる。
ただそのためには当然多額の資金が要るわけであり、また米ヤフー側の意思もある。実際に米ヤフーがソフトバンクに売られるかどうかは、まだ全く分からない状態だ。何にしても9日に米ヤフーから発表があるので、その内容次第ではNY株式市場でヤフー株が大きく動くことになるだろう。
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