Jan

消費税増税は再延期へ

消費税10％増税の再延期が濃厚になってきた。

消費税増税は2年間再延期へ

2017年4月に予定されていた消費税の10％への増税だが、安倍総理が2年間再延期して2019年4月にする意向を固めたとの報道が流れた。これは現在の国内外の経済状況や、熊本地震などの影響を考慮した判断と見られる。現在総理は伊勢志摩サミットに出席中だが、サミット終了後数日以内に正式に会見を開いて説明する模様。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの第1四半期GDP改定値が発表されます。

日本225（円）

寄り高後円高を受けて下げる

前日のNY株式市場が続伸したことから17,000円を試す展開になると思われた26日の日経225平均は、寄り付きが16,927円と高くスタート。しかしその直後に為替市場で急激な円高になり、円高を受けて前場に16,700円台まで下落。結局その後は上値を試す展開にはならず、終値は17円高の16,772円だった。夕方以降の先物は欧米株式市場や為替にあまり動きがなかったため、16,800円前後の小動きのまま27日朝を迎えた。

WTI原油

昨年10月以来の50ドル乗せ

カナダの山火事による石油生産施設の操業停止が続いていることや、ナイジェリアで石油施設への襲撃事件が起こったことなどから、26日はNY原油が続伸。夜頃に昨年10月以来約7ヶ月ぶりの50ドル台をつけた。しかし50ドルをつけたことで高値警戒感や達成感が広がり、その後は27日朝にかけて下落に転じて49ドル台まで後退。

米ドル/露ルーブル

原油高でルーブルは最近上昇

原油価格と同調して動くことが多い産油国・ロシアのルーブルは、最近原油高にともなって上昇が続いている。26日も原油が50ドルを超えたことから、ルーブルが上昇し1米ドル＝64ルーブル台に。しかしウクライナ問題から発したロシアと欧米との対立以前の2013年頃には1米ドル＝30ルーブル前後で推移しており、その当時に比べるとルーブルはかなりの安止まりが続いている。

金

米利上げ観測で7日連続安

米FRBが6月に利上げを行うという観測が高まっており、それを受けて最近は金の下落が続いている。26日も米利上げ観測などから小幅とはいえ下落し一時1,210ドル台なり、NY金は7日連続の下落となった。金の1,210ドル台は3月後半以来約2ヶ月ぶり。しかし1,200ドル付近にはサポートラインがあり、ここをブレークするには何らかの大きな材料が必要と思われる。