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28
Mar

NY株式市場は小幅な動きで終わる

user 著者 鳥羽賢

28日のNY株式市場は動きがあまりなかった。

米経済指標はまちまち

28日午後9時半に米第4四半期GDP確定値が発表され、予想の前期比年率3.2%増に対し発表は3.4%増で予想を上回った。また同時刻に発表された新規失業保険申請件数は、予想を下回る21万件で良好な数字だった。しかし他に発表された指標で予想より悪いものもあり、全体としてみるとまちまち。この日のNY株式市場は材料難な1日となり、ダウ工業平均は序盤から終盤を通して動きがあまりなく47ドルの小幅高で終了。S&P500指数やNASDAQ総合指数も前日比0.1%程度の小幅変動だった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの2月個人消費のPCEデフレーターが発表されます。

日本225(円)

NY株高でも東京は大幅安

前日のNYダウは477ドル高の大幅高で終了したものの、東京市場はその流れに乗れず軟調な1日となった。日経225平均は438円安の40,324円で寄り付き、場中も大きな反発はなく前場から後場にかけて下げが継続。後場には一時下げ幅が700円を超え、終値は594円安の40,168円だった。しかし夕方以降の先物は地合が変わり、夜から29日未明にかけて緩やかに上昇した。

WTI原油

11月以来の高値

最近になってウクライナのドローンがロシアの石油関連施設を攻撃していることや、先週にイラクが今後の減産を発表したことから原油は買われやすい地合が続いている。28日日中は81ドル台後半で推移していたNY原油は、今後の需給ひっ迫懸念を受けて夕方頃から上昇。29日未明には83ドル20セントをつけて昨年11月上旬以来の高値となった。

ビットコインキャッシュ

続伸して88,000円

今週になって急騰しているビットコインから分裂した通貨・ビットコインキャッシュは、27日夜の急上昇で8万円を超えた。午前中から正午過ぎにかけて80,000~83,000円のレンジ内で上下していたものの、午後以降に急上昇して85,000円を突破。その後も夜から29日未明にかけて続伸し、一時は88,000円を超えた。(注:チャートは米ドル表記です)

ココア

再度の1万ドル超えもその後下げる

西アフリカの生産国・コートジボワールで過去数ヶ月の生産量が低かったことや、今週になって発表されたガーナの2023~24年生産量見通しが過去22年間で最低だったことでココアは上昇して26日には史上初めて1トン=1万ドルをつけた。27日のNY市場終盤には上昇して1万ドルに接近して終了した後、28日の取引開始直後に再度1万ドルに到達。そしてまたも1万ドル到達後に達成感から売りが増え、緩やかな下げが続き9,700ドル台でこの日を終えた。

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