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Apr

NY株式市場はさえない動きが続く

user 著者 鳥羽賢

17日のNY株式市場もさえない動きだった。

ダウは直近13営業日中11営業日で下落

17日は重要な米経済指標の発表はなかったものの、FRBによる利下げ予想時期の後退や中東情勢懸念などを受けてこの日もNY株式市場はさえない展開となった。ダウ工業平均は序盤に200ドル以上上昇して38,000ドルを回復したものの、その後は下げに転じて中盤以降は前日終値を挟んだ上下が続き終値は45ドル安。これで直近13営業日中11営業日でマイナスとなった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

2ヶ月ぶりの終値37,000円台

前日のNYダウは7営業日ぶりのプラス引けとなる63ドル高で終了し、その流れからこの日の東京市場では日経225平均が116円高の38,587円からスタート。だが中東懸念などを背景とした軟調な地合はこの日も変わらず、前場は38,400円を挟んだ細かい動きが続いた後、後場に大きく下落。終値は510円安の37,961円で、2月14日以来2ヶ月ぶりの終値37,000円台となった。

WTI原油

米原油在庫など受け下げる

週末にイランがイスラエルに対して大規模な攻撃を仕掛けたものの、被害が軽微だったことやイランの追加攻撃の可能性は低いことなどから週明け以降の原油は落ち着いた相場が続いている。17日朝方に85.5ドルだったNY原油は、日中は緩やかな下げが継続。そして深夜に米週間原油在庫が発表され、予想の前週比140万バレル増に対し結果は270万バレル増と予想を上回った。この統計や米政府がイスラエルなどを支援する法案を採決に向かうとの動きが売り材料となり、18日未明に82ドル台まで急落した。

ユーロ/円

ユーロ圏インフレ率は予想通り

ユーロ/円は17日午前中に1ユーロ=164円台前半で推移した後、午後にやや大きい円高・ユーロ安の動きがあり一時164円を割ったが午後2時頃から一転して上昇。午後6時にはユーロ圏の3月消費者物価指数改定値が発表され、予想通りの前年同月比+2.4%だった。この統計は予想通りだったことで大きな反応はなく、その後は緩やかな円安が続き18日未明には一時164円80銭をつけた。

ビットコイン

920万円台まで下げる

ビットコインは19日頃に半減期を通過する予定になっており、これまで買い材料だった半減期が終了するとの見通しからビットコインをはじめ仮想通貨市場はここ1週間ほど軟調な動きが続いている。17日日中は990万円付近で推移していたビットコインは、夕方以降下落し18日午前1時過ぎには一時約1ヶ月ぶりの安値となる920万円台をつけた。また米ドル建てでも節目の6万ドルを割った。(注:チャートは米ドル表記です)

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