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28
Jan

FOMCは追加利上げを見送り

user 著者 鳥羽賢

28日に米FOMCが追加利上げを見送りと発表した。

利上げ見送り後米ドル安が進行

26日から2日間の日程で開催されていたFOMCが終わり、日本時間の28日午前3時に米政策金利が発表。市場の予想通り、今回も追加利上げは見送られた。これで利上げ見送りは5回連続となる。同時に発表された声明で今後の利上げについて明確な文言がなかったため、発表後外国為替市場では米ドル安が進行。ただし米ドル/円は他通貨ペアほど大きく動かなかった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

政府の景気対策報道で昼頃に乱高下

外国為替市場で米ドル/円が105円台まで回復したことなどから、27日の国内株式市場では日経225平均が16,526円と高く寄り付き。その後前場は16,600円付近で推移していた。前場が終了して昼休みになると、「政府が50年債の発行を検討している」という報道が流れ、後場開始直後には16,821円まで上昇。しかしその後政府が報道内容を否定したため、16,600円台まで反落してこの日を終えた。

ユーロ/米ドル

FOMC発表後に米ドル安に

FOMC発表直前となった27日のユーロ/米ドルは、日中から夜にかけて1.1をやや下回る水準で小幅に推移。そして午前3時に米政策金利が発表されると、一旦下げた後上昇し、1.106付近までユーロ高・米ドル安に。米ドルはFOMC発表後に他の通貨に対しても売られたが、日本円に対してだけは短期的にはあまり動かなかった。

米ドル/円

正午頃に乱高下、FOMCには反応薄

27日の午前中にやや円安になり105円台を回復した米ドル/円は、正午頃の政府50年債発行報道によって一気に1円程度円安になり、106円台前半まで上昇。しかしその後政府が報道を否定するコメントを出したため、反落して上昇分をほぼ帳消しにした。28日午前3時のFOMC発表後は、米ドルが他通貨に対して下落する中、円に対してはそれほど動かなかった。

WTI原油

米在庫増で3ヶ月ぶりの41ドル台

米エネルギー情報局(EIA)が、27日に週間原油在庫を発表。原油は予想の前週比230万バレル減に対し、結果は170万バレル増と増加していた。またガソリン在庫についても、予想の前週比変化なしに対し、発表は50万バレル増だった。この統計発表を受けNY原油は1ドル以上急落し、4月以来約3ヶ月ぶりに41ドル台をつけた。

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