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28
Jan

休場明けの株式市場も動き少なめ

user 著者 鳥羽賢

多くの国で休場明けとなった27日も動きが少なかった。

日本では東芝が巨額の減損

26日は多くの国でボクシングデーの休日であり、株式・先物市場などが休場した。そして休場明けとなった27日だが、まだ全体的に年末のため材料難な状態が続いている。そのため各国の株式市場はあまり動きがなかった。そんな中、日本では東芝がアメリカにおける原発事業で数千億円規模の巨額の減損が発生するというニュースが流れた。このニュースを受け、28日の東芝株はストップ安をつけている。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの11月住宅販売保留指数が発表されます。

日本225(円)

連日の横ばい相場

今週に入ってからは世界的に年末のために閑散市場が続いているが、日本も例外ではない。26日にはほとんど動きが見られなかった日経225平均は、27日は43円安の19,353円でスタート。そして前場に一時上昇して19,500円に近付いたものの、19,500円を超えるエネルギーはなくその後反落。終値はわずか7円高の19,403円だった。夕方以降の先物の時間もあまり動きがないまま28日朝まで推移。

WTI原油

減産期待で53ドル回復

11月末にOPEC加盟国が合意した減産内容や、その後非加盟国が合意した内容は、来年1月1日から実施される予定。年末とは言え減産の実施が間近に迫っていることもあり、27日の先物市場で原油は上昇。前日の52ドル台から53ドル台になった。またクウェートの石油相によると、各国の減産状況を監視する委員会も設置される予定。

米ドル/トルコリラ

景気動向指数を材料に下げる

トルコは26日午後8時半に、12月の景気動向指数を発表。予想の101.1に対し、結果は98.4と発表された。先週はやや米ドル安・リラ高が進行し1米ドル=3.50リラ台まで下落していたレートだが、この統計などから27日にはまたリラ売りが進行。1米ドル=3.53リラ台をつけ2005年のデノミ以来の最安値に近付いた。しかし12月全体として見ると、11月までのようなリラ下落トレンドは一旦止まっている。

米ドルの頭打ちとともに底打ちが見えてきた

11月の米大統領選におけるトランプ候補の当選以来米ドル高とともに金の下落が続いてきた。しかし今月半ばにNY金は1,120ドル台まで下落し、そこで一旦底打ったように見える。背景には南シナ海における米中間の緊張など、地政学的リスクが高まってきたことがある。27日のNY金は、朝方の1,130ドル台からその後1,140ドル台に上昇した。

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