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28
Jan

今年最後の日銀会合が始まる

user 著者 鳥羽賢

19日から今年最後の日銀金融政策決定会合が始まる。

日銀金融政策は現状維持が濃厚か

先週は今年最後の米FOMCが行われたが、今週は今年最後の日銀金融政策決定会合となる。株式市場が最近まで低調だった今年は会合のたびに追加緩和があるかどうかが焦点となっていたが、11月以来株高が続いているために今回は追加緩和の可能性はあまりないと見られている。金融政策発表は現状維持の可能性が濃厚だろう。

今日の展望

今日から2日間の日銀金融政策決定会合が始まります。

日本225(円)

先週は5連騰で終了

米FOMCで利上げが発表されたことによる円安進行を受け、国内株式市場では堅調な展開が続いている。16日は寄り付きから日経225平均が19,438円と今年の最高値を更新して始まったが、その後も19,400円付近の高値圏に留まったまま、終値は138円高の19,401円だった。夕方以降の先物の時間になると、為替がそれ以上円安に進まなかったことなどもあり19,300円にやや後退して17日朝まで推移した。

米ドル/円

南シナ海情勢でドル売り

FOMC後の米ドル高傾向は16日になっても続き、日中から夜にかけて118円台で横ばい。だが日本時間の17日午前1時頃、南シナ海でアメリカの潜水機を中国軍が奪ったとのニュースが流れた。このニュースによって地政学的リスクが高まり、米ドル/円は118円台から1円近く下落して117円台になって先週を終えた。

WTI原油

ゴールドマンが見通しを引き上げ

先週末には非OPEC国が減産で合意したため、週明けのNY原油54ドルまで上昇してスタート。しかしその後は冴えない展開が続き、15日は一時50ドル近くまで下げた。16日になるとゴールドマン・サックスが来年第2四半期の原油価格見通しを55ドルから57.5ドルに引き上げた。これを受けて原油先物も上昇し、17日朝までには51ドル台後半に到達した。

豪ドル/円

ここ最近の上昇から反動売り

資源国通貨である豪ドルは、原油を初めとする資源価格の上昇のために9月以来緩やかな上昇が続いていた。9月中旬に77円台だった豪ドル/円は、16日には一時87円台に。しかし夜以降になってここ最近の上昇からの反動売りが出て下落。17日朝までには85円台まで下げた。

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