世界景気への懸念が拡大し、株式市場の下落が続いている。
8日に発表された中国の貿易統計が低調だったことなどもあり、世界景気への懸念が拡大している。また先週のOPEC総会以後原油相場の下落が続いており、それがまた株式市場の重しになっている。9日のNY株式市場は軟調な展開で、3日連続の下落となった。10日の日本国内株式市場は日経225平均が19,000円割れを試す展開になっている。
今日は午後5時半にスイスの政策金利が発表されます。午後9時にイギリスの政策金利が発表されます。
低調な中国の経済指標、前日のNY株式市場の下げ、そして原油安などから、国内株式市場は軟調な展開が続いている。19,391円と前日より約100円安い水準で寄り付いた9日の日経225平均は、場中も下げて終値は19,301円だった。夕方以降の先物の時間になると、欧米の株式市場が下げたことを受けて日経225先物が下落。10日未明には一時19,000円割れも見せた。
世界景気への懸念が高まったため、9日から10日にかけてリスク回避の円買いが急進行。9日日中から夕方にかけて122円台後半であまり動きのなかった米ドル/円だが、NY時間になってから円高・米ドル安が急進。10日未明には約1ヶ月ぶりとなる121円台をつけ、さらに121円に近づくところまで下落した。
10日午前5時に、NZ中銀が政策金利を発表。事前予想通り、これまでの2.75%から0.25%利下げして2.5%にされた。政策金利は引き下げられたが、同時に発表された声明で「現行の金利設定でインフレ目標到達を予想」と述べられていた。この声明は今後の追加利下げを否定するものであり、それを受けて発表後にNZドルが上昇。NZドル/円は発表前の80円台前半から81円台後半に上がった。
米エネルギー情報局(EIA)が9日、週間原油在庫を発表。予想の前週比30万バレル増に対し、発表は360万バレル減だった。ここで在庫が増えていれば怒涛の売りが原油に入った可能性があったが、在庫減のため一時上昇して38ドル台後半に。しかし下落トレンドは止まらず、その後下げに転じてまたも36ドル台をつける場面もあった。
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