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28
Jan

ウィーンでOPEC総会開催へ

user 著者 鳥羽賢

本日、ウィーンでOPECの総会が開催される。

総会では減産で合意できるかどうかに注目

30日の日本時間夜から、オーストリアのウィーンでOPECの総会が開催される。今回もいつも通り、産油国にとっての懸念事項である原油安に対処するために減産で合意できるかどうかに注目が集まっている。ただし産油国間の意見の隔たりも大きいため、懐疑的な見方も多い。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の11月消費者物価指数が発表されます。午後10時15分にアメリカの11月ADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

軟調な展開も下げ渋る

週明けになって為替市場で円安が頭打ちになったことなどを材料に。29日の国内株式市場は朝方から軟調な展開。日経225平均の寄り値は93円安の18,263円だった。しかし日銀のETF買いへの期待感などもあり、場中になると下げ渋ってやや上昇。終値は49円安の18,307円だった。夕方以降の先物の時間になると、円安が進行し一時米ドル/円が113円台をつけたことなどを材料に、日経225先物が18,400円まで上昇した場面も。

WTI原油

減産が見通せず下落

すでに述べたように、30日にはウィーンでOPECの総会が開催される。OPEC総会直前となった29日の先物市場だが、イランなどがまだ減産に消極的なために総会での減産合意に懐疑的な見方が広がった。そのため29日朝には46ドル台後半にあったNY原油は、30日朝までに45ドル台前半まで下落した。

米ドル/円

113円台まで上昇後反落

今週に入ってからやや円高に振れていた米ドル/円は、29日朝までに111円台に下落。しかし日中になって米長期金利が上昇に転じたため、米ドルも上昇。午後10時半の米GDP発表までには113円を回復した。そして発表されたGDPは予想を上回る前期比年率3.2%増だったが、このあたりをピークとして以降は米ドル安に転換。30日朝には112円台をつけた。

米ドル/オフショア人民元

中国当局の資本流出規制強化などから元高

中国の外為当局が、29日に資本の流出規制強化策を発表。これまで5000万米ドル以上の外貨送金に届け出が必要だったが、それが500万米ドルに大幅に引き下げられた。29日朝は1米ドル=6.91元だった米ドル/元レートは、この政策発表などを材料として元高に。30日朝までに6.89元まで米ドル安・元高になった。最近まで元安が続いてきたが、先週半ばから一服してきている。

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