新しい株価指数としてJPX日経400指数が導入されたのは2014年1月だった。それから7年が経過したが、日経225平均やTOPIXに匹敵するほどメジャーな株価指数にはなっていない。
日本の代表的な株価指数としては日経225平均やTOPIXがある。そして新興市場の動きを表わす指数として、マザーズ指数やJASDAQ指数もよく報道される。それらに加えて2014年1月にJPX日経400指数(以下、「JPX400」)という新しい株価指数が導入された。そして7年が経ったが、振り返ってみてJPX400はどこまで成功したと言えるだろうか?
JPX400はもともと日経225平均やTOPIXの欠点をカバーする新しい株価指数として導入された。以前から指摘されていた欠点として、どちらも特定の銘柄の寄与度が非常に高いことがあった。
日経225平均の方は特にその問題が顕著で、一番寄与度が高いと言われるファーストリテイリング(銘柄コード:9983)、俗に言われるユニクロ株の寄与度が10%以上ある。それは単純に株価から算出されるためで、ファーストリテイリングは株価が高いので寄与度がどうしても高くなる。
TOPIXの場合は構成銘柄の時価総額から算出されるので、同様に時価総額の高い銘柄の寄与度が高い。それに対してJPX400は、それらの欠点をカバーする指数として鳴り物入りで2014年にデビューした。
JPX400の名前が示すように、東証1部、2部、マザーズ、JASDAQなど幅広い市場から選定された400銘柄で構成されるが、ほとんどは東証1部から選ばれている。選定基準は過去3年のROEや営業利益など、総合的な業績判断を基にしている。
算出された数字は2013年8月30日の値を10,000と基準にして、その日との相対的な値で示される。2014年1月に運用が始まった当時は11,000台だったが、最近の株価高騰のために2021年3月には史上初めて18,000を超えた。
JPX400の特徴の1つとして、毎年の銘柄入れ替えがかなり多いことがある。JPX400は毎年8月に銘柄の定期入れ替えが行われるが、毎年30~40程度とかなり多く入れ替えられる。昨年はパンデミックのため、8月ではなく11月に入れ替えが行われた。
ところでJPX400が運用開始されてからすでに7年が経つ。果たしてJPX400は十分普及し、成功した株価指数と言えるだろうか?少なくとも日経225平均やTOPIXに匹敵するほどメジャーな株価指数にはなっていない。
その一方でJPX400に連動するETFや投信も生まれており、決して完全に忘れられた存在ではない。だから大成功を期待していた人々から見れば物足りないかもしれないが、株価指数としてそれなりに成功していると言えるのではないか。
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