配車アプリサービスとして世界最大の企業・ウーバーが、5月10日にNY株式市場に上場する。ウーバーは上場すれば時価総額が1,000億ドル(約11兆円)になると予想されており、今年最大のIPOになると同時に、2014年に上場したアリババに次いで史上2番目の大型IPOになると見られている。
以前からいつ上場するかが話題になっていた米配車アプリ大手のウーバー(Uber)が、ついに5月10日金曜にNY証券取引所に上場する。すでにティッカーシンボル(銘柄コード)も「UBER」と決定し、上場の準備は完全に整った。
ウーバーは2009年にアメリカのカリフォルニア州で創業。スマホを使ってタクシーを呼ぶアプリを提供し、急速にユーザーを拡大していった。またタクシーだけではなく、個人の自動車と乗せてもらいたい人々をマッチングさせるサービスも提供している。ただし日本では白タク規制が厳しいので、ウーバーのサービスが普及するに至っていない。
しかし海外ではアメリカを初め欧州やアジアの国でサービスを拡大。2018年10~12月期には、ユーザー数は9,100万人にまで増えた。売上高も2018年には前年比約40%増の113億ドル(約1兆2400億円)となっている。
会社の規模が拡大しているため、数年前からウーバー上場は「時間の問題」と見られており、あとはいつ行うかが話題になっていた。そして今年4月に満を持して上場を申請し、それが承認されて5月10日上場することになった。
ウーバー株は現在仮条件44~50ドルで公募されており、9日に売り出し価格が決定される。そして今回は1億8000万株が売りに出されているので、仮条件上限の50ドルに決まった場合ウーバーは90億ドル(約9,900億円)が調達できることになる。
ウーバーが上場すれば、その時価総額は2014年に上場したアリババ(銘柄コード:BABA)の1,700億ドル(約18兆7000億円)に次いで史上2位になると言われる。そしてもちろん2019年の中では最大規模のIPOになることは間違いない。
このように華々しく上場を迎えるウーバーだが、マイナス材料がないわけではない。例えば売上高は伸びているものの、現在赤字状態にあるのもネックだ。ウーバーの2018年の売上高は113億であると述べたが、営業損益は30億ドル(約3,300億円)の赤字となっている。そして前年の2017年も40億ドル(約4,400億円)の赤字だった。さらに同社の見通しでは、赤字はまだ当分続き黒字化のメドは立っていないという。
そして同じ配車アプリ大手のリフト(銘柄コード:LYFT)も3月29日に上場し、87.24ドルの初値をつけた。だがリフト株は上場直後の1週間で大きく下落。そしてその後もさえず、5月7日の終値は59.34ドルと上場初値よりも30%以上も下がってしまっている。
このように配車アプリの企業で、上場はしたがその後パッとしない動きが続いている前例がある。しかしともかくウーバーの上場は米証券業界にとって大きなニュースなのは確か。ウーバー株は短期的に下がったとしても、長期的に見れば成長が期待できるかもしれない。
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