今年2回目となる次回のFOMCが3月15~16日に予定されている。最近は米経済とNY株式市場がどちらも好調なため、3月の利上げ見通しが高まっている。しかし今回のFOMCには土壇場でどんでん返しが待っていることを忘れてはならない。
アメリカは昨年12月に利上げを行ったが、これが2016年唯一の利上げだった。去年は年明けに中国発の世界同時株安、そして6月にはイギリスのEU離脱決定と、金融市場を不安定にさせる要因が複数出た。そのためになかなか思い切って利上げができる状況にはならなかったためだ。
そして今年最初のFOMCは2月初頭に行われたが、ここでは12月に利上げをした直後とあって予想通り金利据え置きが発表された。だが最近になって、3月のFOMCで利上げがあるのではという観測が高まっている。
利上げ観測を高めている大きな理由に、NY株式市場の好調さがある。昨年11月のトランプ大統領当選以来ずっと株高が続いているが、2月になってからまた一段高。ダウ工業平均は20日までに20,600ドルを突破し、連日のように「史上最高値更新」と報じられてきた。
景気と株価が好調なために、FRB関係者の利上げに積極的な発言も相次いでいる。先週にはイエレン議長が、「金融引き締めを待ち過ぎるのは賢明ではない」と発言。そして今週になるとフィラデルフィア連銀のハーカー総裁が「3月利上げの可能性は排除しない」と発言し、こちらも3月の利上げに含みを持たせた。
しかし、今回のFOMCには「どんでん返し」が待っている可能性がある。というのも、FOMCは3月15~16日に行われ、日本時間の17日未明に政策金利が発表される。そして3月15日には、オランダで総選挙が行われるのだ。
今回のオランダ総選挙は、極右と言われるウィルダース党首の自由党がどこまで議席を伸ばすかが注目されている。自由党は政権を取ったらイギリスのようにEU離脱を問うための国民投票を実施すると公約しており、総選挙で自由党が勝ったら国民投票の可能性が浮上。それが市場にリスク回避姿勢を広げ、円高・株安になることもありえる。
そしてそうなると17日未明発表のFOMCでは、利上げが行いにくくなるのは間違いない。オランダ総選挙は3月15日なので、遅くても日本時間の16日日中から夕方頃には結果がわかるだろう。つまりどう転んでも、FOMCの発表前に結果が出る。その結果次第では、FOMCの決定が大きく変わることも考えられる。
次回FOMCのまさに「直前」に行われるオランダ総選挙だが、そのためにFOMCにどんでん返しが起こる可能性は否定できない。
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