東証が数年前から進めてきた市場区分の再編まで、あと1年を切った。再編が完了すると現在の1部、2部、マザーズ、JASDAQという区分がなくなり、新たに3つの市場ができる。長年使われてきた「東証1部」などの各市場がついに消滅する時が近付いてきた。
東証は2018年頃から現在の1部、2部、マザーズ、JASDAQの4市場を再編して新たな市場を創る作業を進めてきた。そして新市場区分への移行日はすでに2022年4月4日と発表されており、あと1年を切った。
すでに発表された新市場区分を確認すると、まず1部に替わる最上位市場として「プライム市場」、これまでマザーズやJASDAQにあった新興株が入る市場として「グロース市場」、それ以外の銘柄が入る市場として「スタンダード市場」と3つに再編される。
現在ある市場からの移行基準としては、1部銘柄はプライムかスタンダード、2部とJASDAQスタンダード銘柄はスタンダード、マザーズとJASDAQグロース銘柄はグロースに移行することを基本としている。
上で述べた移行先以外の市場に移行する場合は、新規上場時と同じ審査を受ける。プライムは1部よりかなり上場基準が厳格になるので、現在1部にある銘柄の中でもプライムに移行できる銘柄は限られ、残りはスタンダードに移行する。
今後のスケジュールとしては、今年6月30日を「移行基準日」として、この日から7月30日までに全上場企業に対して移行に必要な手続きや書類について通知する。通知を受けた上場企業はどの市場に移行するか検討し、9~12月に手続きを行う。
2022年1月中には東証がウェブサイト上で全上場企業の移行先市場を発表。そして4月4日にはついに新しい市場区分が正式にスタートする。
しかしこれで全てが終わりではなく、TOPIXの見直し問題が残っている。TOPIXは東証1部の全銘柄から算出する株価指数なので、1部の市場が消滅したらこれまでと同じ算出方法は使えなくなる。
東証はTOPIXの今後の見直し案もすでに発表している。まず新市場移行日の前営業日である2022年4月1日にTOPIXの構成銘柄だった銘柄は、その後もしばらく構成銘柄として残る。ただし4月4日以降に新規で構成銘柄に追加されるのは、プライム市場の新規上場銘柄のみとする。
そして移行基準日である2021年6月30日に流通株式時価総額100億円未満で、かつその状態が翌決算期末まで続いた銘柄は「段階的ウエイト低減銘柄」に指定。2022年10月末から2025年1月末までの2年余りをかけて、構成比率を四半期ごとに下げていき最終的には除外する。
つまりTOPIXも含めた東証の再編は、少なくとも2025年1月までかかる。これだけ長くかかる歴史的な東証再編が、これから始まろうとしている。
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