8月後半から金価格が高騰しており、今週16日にはNY先物市場の金価格が3,700ドルをつけてこの日も最高値を更新した。国内の店頭小売価格も1グラムあたり2万円に迫っている。
最近は株や仮想通貨市場と同時に金相場も高騰している。今年明け時点でNY先物市場の金先物価格は2,600ドルだったものの、年明け後は上昇。4月に3,300ドルに到達した後は数ヶ月間横ばいが続いたが、8月後半から再度急上昇して今週16日には3,700ドルを超えた。
4月にはFRBのパウエル議長が解任される懸念が高まったため、一時的に3,500ドルまで急騰した。その後数ヶ月間は高値更新がなかったが、8月下旬からの上昇によって9月には3,500ドルの高値を更新し、その後も全く止まる気配がない。
また国内の金価格も高騰している。国内の金価格には主に2つの指標がある。金の現物である金地金の価格は、田中貴金属工業が毎日発表する店頭小売価格が指標として使われる。この価格は「円/グラム(g)」で表される。
一方大阪取引所で取引される金先物も金価格の指標になる。両者には多少の違いがあり、田中貴金属工業の価格の方には消費税が含まれるため10%ほど高くなっている。
そしてNY金とともに国内の金価格も上昇しており、9月16日の価格は前日比277円高の19,265円の史上最高値をつけ、大台の20,000円が目前に迫っている。大阪の先物は16日に17,600円を超え、同様に最高値を更新した。
NY市場の金価格は2024年から急上昇が続いているが、その背景にはこの年からFRBや他国中銀による利下げ観測が高まった点がある。2020年のパンデミック開始とそれに伴う膨大な金融緩和のために、世界各国は2021年頃から急激なインフレになり、日本も1年遅れて2022年からインフレが始まった。
そのため2021年頃から各国中銀は利上げを行う必要性に迫られ、利上げ観測が高まった。資産としての金は「金利を生まない」という問題点があるため、高金利になると金の相対的価値は下がり売られやすくなる。各国中銀の利上げ政策のため、2021~23年の3年間のNY金は1,700~2,000ドルのレンジで推移して大きく上昇しなかった。
しかし2024年になってアメリカのFRBをはじめ各国が利下げサイクルに入ったことで、金価格が再度上昇基調になった。FRBは今年になってトランプ政権の政策の影響を見極めるため一旦利下げを停止していたが、今週からようやく再開しようとしている。
FRBの利下げはその後もしばらく続く可能性が高いため、金価格もまだ上昇が期待できる。国内の金現物価格の2万円超えはもうすぐだし、場合によってはNY金の4,000ドルもあるかもしれない。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。