米のマイクロストラテジーという企業は2020年からビットコインの大量購入を続けてきている。最近のビットコイン高を受けて11月には株価が最高値を更新して時価総額が1,000億ドルを超えたが、その後急落して12月30日時点までに最高値から半分近くの価値を失った。
アメリカにマイクロストラテジー(銘柄コード:MSTR)というソフトウェア企業があるが、この企業はすでに本業ではなく別のことで有名になっている。
1989年に創業された同社はその後1998年に上場したが、仮想通貨が世界的に普及した2020年頃からビットコインの大量購入を続けてきた。その結果今では「世界一多くのビットコインを保有する企業」と言われるようになり、また株価がビットコインのレートに大きく左右されるようになった。
マイクロストラテジー株はビットコインの購入を始める前の数年間は10~20ドルで安定していた。そして2020年に購入を開始し、同年末から2021年にかけて仮想通貨市場が高騰したことで同社の株も上昇して21年2月には130ドルをつけた。
2022年に入ると仮想通貨市場再度の低迷期に入ったことでマイクロストラテジー株は同様に20ドル付近で低迷していたものの、2023年末にはアメリカでビットコインETFの承認見通しが高まり仮想通貨市場が高騰。
ビットコインのレートが上昇したことで同社の株は2024年3月までに150ドル付近まで上昇した。その後数ヶ月間は目立った動きはなかったものの、11月5日の米大統領選でトランプ氏が勝利するとその後それまで以上に暴騰し、11月21日には543ドルの史上最高値をつけ時価総額も1,000億ドル(約15兆7000億円)を超えた。
そして12月13日にはNASDAQ100指数に採用されることが発表され、23日から実際に同指数の算出に使われ始めた。
12月になるとNASDAQ100指数への採用など同社の株価にとってプラスになる材料が出たのでさらに株高になると期待していた投資家も多かったのだが、その期待通りには行かなかった。
NASDAQ100指数への採用が発表された翌営業日である16日月曜には株価はあまり動かず、そして採用された23日月曜には9%も下落して332.23ドルで終了した。その後も軟調な動きが続き、12月30日の終値は302.96ドル。この水準は11月21日の高値から45%も低い。ピーク時の時価総額は日本円にして15兆円以上あったので、その45%が失われたということは約7兆円もの価値が失われたことを意味する。
ここまで下がった理由としてはやはり11月21日までの上昇があまりに急激すぎたことや、その日(約1,500万円)以来ビットコイン価格がそれほど上昇していないことなどが挙げられる。
マイクロストラテジー株の高騰を見て543ドルの天井付近で買った投資家はすでに半分近くの損失を抱えていることになる。このような急上昇を見せた株は、下がる時も速い。
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