日銀が2日間の金融政策決定会合を終え、20日の正午頃に金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに現状維持とされた。しかしこれまで「2018年度頃」としていた物価上昇率2%の目標を1年先送りした。
日銀が同時に発表した経済成長率の予想は、2017年度をこれまでの1.6%から1.8%に上方修正、18年度をこれまでの1.3%から1.4%に上方修正した。また物価上昇率の予想は、2017年度をこれまでの+1.4%から+1.1%に下方修正、18年度をこれまでの+1.7%から+1.5%に下方修正した。
2017~18年度の物価上昇率予想を下方修正したこともあり、2%の達成時期をこれまでの「2018年度頃」から「2019年度頃」に1年先送り。日銀の物価上昇率目標の先送りは、異次元緩和開始以来6度目となる。
また景気判断については、これまでの「緩やかな拡大に転じつつある」から「緩やかに拡大している」に引き上げた。
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