先月になって金融庁が高齢者向け新NISAの創設を検討しているとの情報が流れたが、同時に子ども向けNISAの創設も検討している模様だ。未成年向けは一度「ジュニアNISA」という形で失敗しているだけに、次は違う形のものが求められる。
2024年からスタートした新NISAは好評で、新NISAを使って多くの個人が株式投資に参入して昨年は日経225平均が35年ぶりに史上最高値を更新した。
そしてNISAのさらなる拡充案として、先月には高齢者向けNISA、通称「プラチナNISA」の創設を金融庁が検討しているとの情報が流れた。これは既存のNISAで投資ができない「毎月分配型」の投資信託にも投資ができるようにしたもの。高齢者は積み立て投資をしてその利益まで何十年も待つ時間がないため、毎月利益を受け取れる商品の方が投資がしやすいとの考えに基づいている。
そしてもう1つ、子ども向けNISAの創設も検討されている。しかし子どもを対象にしたNISAといえば、以前に「ジュニアNISA」があった。ではそもそもなぜジュニアNISAは2023年末で廃止されたのか?そしてなぜ今、新しい子ども向けNISAの創設が検討されているのか?
旧NISAが始まったのは2014年からだが、ジュニアNISAは2年後の2016年からスタートした。18歳未満でも口座を開いて将来のために投資ができるNISAという点が売りだったが、口座数は伸びなかった。
結局2024年初頭のNISA刷新を前にして2023年末で廃止と決まり、廃止時点でも口座数は100万口座に届かないまま終了。それに対して一般の旧NISAは同じ2023年末時点で2,000万口座以上もあった。
ジュニアNISAが振るわなかった原因の1つとして、子どもが18歳になるまで口座から出金ができない点があったと考えられる。将来ある子ども達とはいえ、18歳になるまでにお金が必要になることもありそのような時に出金ができないのは不便だった。
そこで現在検討されている子ども向けNISAとは、ジュニアNISAなものではなく現在あるNISAのつみたて投資枠を18歳未満でも使えるようにするものだという。そしてジュニアNISAと違い、18歳にならなくても出金できることを目指している。
高齢者向けNISAと並んでまだ具体的な法案提出の段階まできていないが、両方とも実現すれば現在ある新NISAに加えて高齢者向け、子ども向けと幅広い年齢を対象のNISAが揃うことになる。最近はやや軟調な株式市場だが、これらがまた新たな買い材料になるだろうか。
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