金融商品や不動産など、投資の勧誘は世の中にあふれている。しかしその中には、実態がしっかりしていないものも多い。そしてこういった不安定な投資の運用はいずれ破綻し、破綻したら出資者にお金が全額返ってくることはほとんどない。このような話に巻き込まれないためにはどうすればいいのだろうか。
金融商品や不動産などに投資をしたが、資金の運用法がいい加減で運用元が破綻。出資者にはお金が返ってこないという話は世の中に後を絶たない。
最近あった事件にはレオパレス21の不祥事がある。レオパレス21の場合、個人から出資させてアパート・マンションを建て、個人にはオーナーになってもらう。そしてレオパレス21が借り上げ、入居者を見つけるなど経営面は全て行うというものだった。その間、オーナーに家賃は保証される。
しかし最近レオパレスのマンションに多くの施工不良が見つかり、入居者の一部は直ちに退去を求められている。レオパレス21は大企業だからまだ倒産の見込みまではないが、今後保証された家賃が支払われるとは限らない。
スルガ銀行が関わったシェアハウスのビジネスも同様で、個人に出資させてシェアハウスのオーナーになってもらう。シェアハウスの運営会社は個人に対する家賃収入を保証しているため、出資時に組んだローンは問題なく返せるという仕組みだった。だがこのシェアハウスには入居者が集まらず、経営は昨年春に破綻した。
そして2011年に破綻した株式会社安愚楽牧場の件は、被害額が4,000億円を超える大規模な投資詐欺事件だった。この企業が勧誘していた投資話では、「集められたお金は牛の育成に使われ、牛が毎年子牛を産むのでそれを売却した代金から配当を支払う」と謳っていた。
この投資プランの配当率は高く、低いプランでも年3~5%。高いものだと8~10%もあった。日本は超低金利時代にあるので、これだけの配当率だと魅力的な投資先と感じた人も多かっただろう。だが安愚楽牧場は2011年に破綻。破綻前の数年は、新たに集めた資金から配当を支払うだけの自転車操業だった。
これらのような破綻の可能性のある投資話に騙されないためには、どこに気をつければいいのだろうか?まずは高い配当率などがあったら、それを疑ってみる必要がある。また「家賃保証」のように、「保証」という表現も怪しい。
この超低金利時代において、毎年3~5%の配当を全ての出資者に払うことは容易ではない。まして8~10%などかなり現実離れしている。それが数年続けられたとしても、いつか状況が悪化すれば破綻する。
「保証」という部分も、それを長期間続けることは簡単ではない。「保証」と謳っていれば何があっても支払いを続けないといけないので、利益が出なくなったら支払いができず運用は破綻するからだ。
そして運用の実態をよく検証し、本当に利益を出し続けられるのか考えてみることも大事だ。例えば安愚楽は牛で資金を運用していたが、順調な間はいいとしても、狂牛病や口蹄疫といった牛の病気の問題が出てくれば一気に運用が行き詰まるリスクがある。
そう考えると、安愚楽のビジネスが破綻せずにずっと続くと考えるのは厳しい。そこまで考えれば、安愚楽に大金を預けるのはかなりリスクが高いと判断できたはずだ。投資した後に運用元が破綻したリスクを避けるためには、運用の実態をよく調べてから投資をすることが求められる。
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