5月の連休明け以降株価が急上昇しメディアでも頻繁に取り上げられている。また同時に金価格も順調な上昇が続いており、店頭の金小売価格はもうすぐ史上初めて1gあたり1万円をつけるところまできている。
5月の連休が終わった頃から株式市場の高騰が始まり、その後の約40日間で日経225平均は約4,000円も暴騰。1990年のバブル崩壊直後以来33年ぶりとなる33,000円台をつけた。
しかし現在上昇している資産は株だけではなく、金価格も好調な動きが続いている。2022年は世界各国の金融緩和から引き締めへの転換を材料として株式市場が大きく調整した一方、金価格はあまり下がらなかった。そして日本国内の金価格は、今年3月から上昇基調になった。
ところで日本国内で参照される金価格にはいくつかの種類がある。投資家にとっては大阪取引所の金先物価格が参照されることが比較的多い。
その一方でメディアでよく取り上げられるのは、店頭の金現物の価格。これは金売買大手の田中貴金属工業が毎日発表する価格で、「買取価格」と「小売価格」の2種類がある。買取価格とは顧客が持ち込んだ金を田中貴金属工業が買い取る価格。小売価格はそれを別の顧客に売る価格になる。
田中貴金属工業も営利企業なので当然金の売買で収益を出す必要があり、小売価格の方が1g(グラム)あたり100円程度高い。そしてこの店頭小売価格が今年の上昇で間もなく史上初めて1万円を超えようとしている。
細かい動きを見ると6月19日には9,876円となり1万円まであと124円に迫った。その後は多少下げたものの6月末から7月初旬にかけてまた上昇して、7月4日には9,865円と6月19日に近い水準に戻ってきた。
なおすでに述べた大阪取引所の金先物価格は、店頭小売価格より1,000円ほど低い水準で推移している。こちらも店頭小売価格とともに3月頃から上昇が続き、7月4日の場中には1g=8,949円をつけた。先物の方はすでに6月19日の水準を超えており、8,949円は史上最高値となった。
現在国内の金価格の大きな上昇要因の1つに円安がある。実はNY市場の金先物価格は日本国内に比べるとあまり上昇していないのだが、円安が日本国内の価格を押し上げて1g=1万円に近付くほどになった。
NY金はここ数年で3回も2,080ドル前後のレジスタンスラインが超えられず押し返されている。1度目は2020年8月。2度目はウクライナ紛争が始まった直後の2022年3月で、この時は原油や小麦など他の先物価格も一時的に高騰した。
そして3度目は今年の5月上旬だが、その後7月上旬までの2ヶ月間NY金価格は下げが続いてきた。NY金が下げても日本国内の金が上がっているのは、円安によるところが大きい。円安で国内物価の上昇が止まらない一方、株だけではなく金の資産価値も上がっている。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。