昨年終盤から2017~18年に続く2回目の仮想通貨ブームとなっているが、同時に仮想通貨を使った詐欺案件も増加傾向にある。そのような詐欺案件には決して関わらないのが望ましい。
昨年10月頃からビットコインが高騰し、今年になると他の多くの仮想通貨も高騰。世界では2017年後半から18年前半に仮想通貨ブームがあったが、現在は17~18年に続く2回目のブームと言える。
しかし何かが流行ると、それを利用して犯罪を行う悪い人間が必ず出てくるのが事実。仮想通貨が再びブームになったことで、仮想通貨関連の詐欺案件も増加傾向にある。
昨年突然登場して仮想通貨で利益を出せると謳って多額の資金を集め、最終的に出金ができなくなり投資していた人々が被害者となった詐欺案件に「プランスゴールド・アービトラージ(PGA)」がある。この詐欺ビジネスを運営していたのは「プランスゴールド・ホールディングス(PGH)」という企業。
PGAとは「仮想通貨で利益が出せる」と謳ったトレード手法。「アービトラージ」とは一般的には2つの銘柄を同時に取引してその差額の縮小・拡大で利益を出す手法のこと。ただしPGAが実行していると宣伝していたのは、三角アービトラージという手法だった。
これは単純にまず仮想通貨Aを買い、それを仮想通貨Bに替え、さらに仮想通貨Cに替える。その後また仮想通貨Aに戻すというように、3種の仮想通貨の交換売買を続けるもの。
そんな手法で利益が出るのか疑うかもしれないが、PGHは「AIを利用して人間ではできない複雑な判断を短時間で行うことで利益が出せる」と述べていた。そして実際に投資家に向けた説明会では利益を出せる様子をネット動画で見せ、PGAで運用すれば「月15~20%の利益が出せる」と豪語していた。
PGAは2020年5月から始まったものの、友人を紹介するとインセンティブをもらえる紹介制度などもあり短期間で爆発的に多くの人々から資金を集めた。しかし最終的に10月には出金ができなくなり、そのままの状態が続き詐欺であることが明らかになった。しかし被害額は総額で400億円とも500億円とも見られている。また利益を出していた動画も細工したものだったと思われる。
その後被害者の会もでき、今年になってから集団訴訟の動きが出てきている。しかしPGHはインド洋の島国・セーシェルにある企業であり、かつ幹部も日本人ではない。日本で投資家を集めていた以上日本人の協力者もいるので、訴えるなら彼らしかいないが400億円以上の被害が回復できる見通しはかなり低い。
このように投資詐欺は一度引っかかると被害額の回収はほぼ不可能になる。そして仮想通貨が再びブームになってきたのでPGAのような仮想通貨関連詐欺も増えているが、怪しい話には引っかからないようにしたい。
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